
シーラカンスの方はいったんお休みして・・・
彼の元奥さまはなくなられた夏目雅子さん。
奥さまを亡くされて後、伊集院さんは“伊達歩”のペンネームで作詞をされ、
さとう宗幸さんの曲・歌によるアルバム『何処へ』が発売になりました。
当時、そのLPレコードが擦り切れるほど日々聴いたものです。
本の内容はゴッホやモネなど多くの画家ゆかりの地を訪ねてのエッセー風。
画家については全く知らないことばかりだったので楽しく読めました。
ところどころに花についてもふれられていて、詩人・作家の感性の豊かさが、
淡々としたタッチではあるけれど各所に色濃く出ています。
家を出てからほとんど手紙を書くことができなかった母が花を好む人であるからだ。
私は母が摘んできた花を見て、少年時代を過ごした。
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遠い記憶の片隅に花があることを感謝している。
タイトルにはなびらを入れたことについてふれた一節です。
親が花好きだからと言ってなかなか彼のようにはならないものでしょうが。。。
次は氏のサスペンスを読んでみたい。
