ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

28日の碁②

2009-10-02 00:33:22 | 手合

では、前回の続きです。

富士通杯予選A 2回戦は、加藤充志八段と打ちました。

【棋譜再生】ボクの白番。

最初左辺はお互い気合で反発しあい、珍しい形となりました。

続いて右上でも難解定石が・・

この形は院生時代にたくさん研究しましたが、久しぶりに打つので、

研究内容の大半を忘れていました

しかもこの碁は左辺に巨大な劫材があるので、

大分様子が違います。

1図 

これは丁度100手の場面。通常ありえない形がたくさんありますが、

なぜか、白まあまあな気がしました。

 

2図 黒81では黒1の劫材もありました。

黒7には受けられないので、フリカワリ。

チラッと対局中によぎった図ですが、判断が出来ません

3図(3=9 6=12) 

白としては2図の4でこの図を選んだほうがいいかもしれません。

中央4子アタリを劫材にすると、

今度は上辺の黒7子を取るフリカワリになりそうです。

4図 

ボクは個人的に、左辺の2子(3十二、4十二)を

抜かれるのがいやだったので、この図を選んだかも・・・

白aと打てば攻め合いは白が勝ちですが・・いいかどうかは謎。

5図 

投了図から黒1と両アタリしても、

白4まで要の2子が取られです。

156手完 白中押し勝ち。

 

コメント (8)
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