では、前回の続きです。
富士通杯予選A 2回戦は、加藤充志八段と打ちました。
【棋譜再生】ボクの白番。
最初左辺はお互い気合で反発しあい、珍しい形となりました。
続いて右上でも難解定石が・・
この形は院生時代にたくさん研究しましたが、久しぶりに打つので、
研究内容の大半を忘れていました
しかもこの碁は左辺に巨大な劫材があるので、
大分様子が違います。
1図
これは丁度100手の場面。通常ありえない形がたくさんありますが、
なぜか、白まあまあな気がしました。
2図 黒81では黒1の劫材もありました。
黒7には受けられないので、フリカワリ。
チラッと対局中によぎった図ですが、判断が出来ません
3図(3=9 6=12)
白としては2図の4でこの図を選んだほうがいいかもしれません。
中央4子アタリを劫材にすると、
今度は上辺の黒7子を取るフリカワリになりそうです。
4図
ボクは個人的に、左辺の2子(3十二、4十二)を
抜かれるのがいやだったので、この図を選んだかも・・・
白aと打てば攻め合いは白が勝ちですが・・いいかどうかは謎。
5図
投了図から黒1と両アタリしても、
白4まで要の2子が取られです。
156手完 白中押し勝ち。