ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

検討の中身@手合

2012-11-16 10:56:22 | 手合

昨日は手合でした。

十段戦の予選で孔令文七段と対局しました。

局後にたくさん検討をしたので、その中の膨大な図から、ちょこっと紹介します。

私の黒番。

1図 黒1と打った場面。白は下辺を切断すれば攻め合いになります。

2図 実戦 黒9までとなり、なんとなく黒がいけてそう・・・たぶん・・・そこで

3図 2図の白8ではこちらから2子を取った方が良いという話になりました。黒6がしぶとく難解。

4図 紆余曲折の末、2図の白2では白1から切った方が良いという話になりました。

   手数が長いですが、白9、13とシボル手筋があります。

   黒の手数は12手。難解ですが、白23と脱出して少し白が勝ちそう。

5図 4図黒2では、黒1から7までを先手で決めたほうが良いという結論になりました。

   これまた難解な攻め合い。

どの変化も難解というお話でした。

【棋譜再生】

159手完 黒中押し勝ち 残り黒15分46秒 白1時間49分

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