昨日の棋聖戦第4局に井山棋聖が勝ち、4連勝でストレート防衛。
囲碁界初の7冠がいよいよ現実味を帯びてきました。
さてその水面下では着々とトーナメントが進行中。
昨日私は棋聖戦FTの決勝でした。
棋聖戦は前期からシステムが変わりまして、まずはそれを簡単に説明します。
S、A、B、C、4段階のリーグがありSの1、2位とA、B、Cの各1位、計5人のパラマス戦で挑戦者が決まります。
パラマス戦とは階段状の変則トーナメント戦のことです。
そしてFTはファーストトーナメントのことで、ここを勝ち抜くとCリーグに入ります。
表はこちら。
FT決勝の相手は安達利昌三段。安達三段は昨年から今年にかけて15連勝を記録しています。
私の黒番。
1図 この時点ですでに右辺の黒がぺっちゃんこでイマイチかもしれません。
ここで更に白1からの追及が厳しい
2図 黒4から取ることは出来ますが、ビシビシ決められて黒悪そう。
3図 実戦進行 2図の形は辛すぎるので黒4と頑張りましたが黒6がひどい凡ミス。。。
なんと白7と曲がられて攻め合いは劫。しかも色々な具合が黒に不利・・・
ここで負けにしたと思いましたが黒10からひたすら粘って最後はなんとか勝ち。
棋譜再生
297手完 黒中押し勝ち 両者残り1分
リーグ戦も頑張ります。