ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

天地明察

2010-06-05 16:02:22 | 季節の話題

天地明察を読みました。

天地明察は渋川春海の物語。

渋川春海は天文暦学者でもあり碁打ちでもあるというスーパーマン。

碁打ちとしての名は二世安井算哲。

御城碁では本因坊道策との対局が有名です。

天文を応用して1手目を天元に打ちました。

あ、ちなみにぼくも前期の竜星戦で1手目天元を打ちましたが、

北極星を意識したわけではありません(笑)

さて、上の写真ですが、天地明察の隣におわすわ伊勢暦。

先日のおかげ杯で伊勢神宮にお参りした際、

天地明察の行を思い出して、購入しました。(天地明察P190辺りから~)

しかし、頁を開いて見ると、なんのことやらサッパリ分からず

300年以上前に空を見上げて、

星々の軌道や、その誤差を明察し修正するとか、

ちょっと桁違いに凄過ぎますね・・・

コンピューターもなく算盤で正確に計算出来るというだけでも

想像を絶します。

また、物語にはかの関孝和も出てきます。

渋川春海と関孝和がほぼ同い年とは初めて知りました。

この二人が算法勝負をする場面がありますが、

なんとなく仲間内で詰碁を出題しあう時と雰囲気が似ていて

世界に誇る大天才二人に、親近感が持てました(笑)

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