先週から今週にかけて、中国からたくさんの棋士が来て
複数の研究会と対抗戦を行いました。
手前は檀嘯七段vs許家元二段です。
そんなこともあり、以前中国に行って碁を打った時の事を思い出しました。
そして今日は手合でした。
十段戦の予選でマイケル・レドモンド9段と対局しました。私の黒番。
3年前に中国で甘思陽プロに打たれた1手目8-8を思い出して試してみました。
1図 個人的には1手目で中央に打つ布石の中ではかなり有力だと思っています。
2図 実戦 しかし白4と打たれて黒3が少し問題だったかと思いました・・・しかしこれは微々たる問題、まあ好みとも言えるでしょうか
3図 黒1から白6まで決めたところで次の手を考慮中に昼食休憩。
休憩(45分間)を挟んで考えたとしたら結構長い?かもしれませんがここで悩んで次図。
4図 実戦は黒1とハネました。そして白4と急所にふくらまれ、白6と打ち込まれて大反省。
白にAとハネられる前に黒Bとハネたい・・・その前に黒1で様子を聞こうか・・などと余計なことばっかり考えてしまいました。
5図 素直に黒1と伸びる一手でした。
6図 その後、下辺が進行して黒2から4と渡るようでは生きた心地がしません
初手8線に打った人とは思えない2線と1線の連打です。
この後、要石を取られたりしんどい進行でしたが、最後はなんとか勝ち。
しかし5図黒1を逃すとは、大いに反省。
293手完 黒3目半勝ち 残り黒3分 白2分
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