ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

反省~「ダンゴ25兄弟」

2009-02-06 14:37:51 | 囲碁
昨日は手合でした。
大竹英雄名誉碁聖と対戦
結果は・・・スパッと切られました
反省の意味を込めて振り返ってみます。

黒1と最大の大場に先着された場面。
下辺の白模様で胡坐をかかれているので、なにかいい手がないと遅れてしまいます。
そこで白2と下がり左下隅と下辺を両にらみしました。
黒は3とまず下辺を守りました。
しかし、白4はどうだったでしょうか
例えていうならば、天丼をたのんで、海老を大事にとっておくような手でした。
そこで、真っ先にメインの海老を食べる手、それは・・・

白4、6と2発オキから白8と下がりダブルワタリ大作戦
この手はたかお日記でおなじみの高尾先生に教えてもらった手です。
白16までとなれば、白も楽しみが多いです。黒の次はaかbかな・・

8(14のところ)
僕は白6とコスミを考えていたんですが、
劫材の具合が難解で先行き不透明と判断おいしい物(天丼の海老)はとっておこうと実戦のスベリを選択しました。
これは白6とコスンだ場合の想定図。局後にみんなで作った図です。

実戦黒1とすかさず手入れ
海老を取っておいたら、先に食べられてしまいました
白2からあぶり出し作戦に出ましたが、
黒9までセンターを制圧されては、苦しい碁にしました。

なにはともあれ、中央ケイマが最優先でした。
黒3には白4で好調。黒3でaにつける説に感動しました。山田拓自七段の指摘です。

これは実戦のつぶれ寸前の場面です
白9は今さら間に合わず、黒10と打たれ、つぶれです。
この後aから粘りましたが、ちょっと悪すぎました。

8(11)12(19)
今日のメインの図はコレです
実は、白1は先に決めるタイミングがあります。
実は知ってました
しかし、そうすると必然の進行をたどり、
白21まで、ダンゴ25兄弟になってしまいます。
黒22とつがれて、形勢も大差です。
なので実戦は変化を求めたところ、反発されてつぶれました。
打つに忍びなく、記憶の彼方に葬るのは惜しいダンゴ25兄弟
これをもって今日の反省といたします
次の手合にいかせる様に頑張ります
そうです。
次の手合は韓国です!
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 明日は対局 | トップ | 親愛なるモンテカルロへ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (級位者)
2009-02-06 22:22:07
韓国ですか(笑)頑張って勝ってきてください!日記楽しみにしています(・∀・)
返信する
何の因果か! (わいわい)
2009-02-07 00:53:59
今日、偶然にも市ヶ谷の日本棋院の1階エレベーター前で、降りられてこられた大竹理事長にバッタリ。
もちろん面識なく、会釈のみにてすれ違っただけですが、大橋4段の残念な結果を知っていただけに、ここですれ違うとは!
・・・・何の因果か!・・ムムムム・・・・
ブログファンの勝手な応援団としては複雑な気持ちでありました。
でも家に帰ってきて反省の棋譜を見させていただき少し慰められております。
ダブルワタリ大作戦実らず残念でした。
次回、期待しています!
返信する
実は (わいわい)
2009-02-07 01:18:04
実は、大橋4段が勝つと信じて疑っていませんでした。その理由は!
大竹×大橋=大(竹橋)=大(毎日に新聞社)
=一ツ橋=橋が残る。
竹橋の前にある本因坊戦の主催者の毎日新聞社の住所は一ツ橋です。
橋が残り、竹は去るのはずでしたが、残念!
それでは、また!
返信する
コメントありがとうございます。 (ひろふみ)
2009-02-11 13:38:55
これを生かし、次がんばります。
返信する

コメントを投稿

囲碁」カテゴリの最新記事