ひろふみのブログ☆

囲碁棋士大橋拓文のオフィシャルブログです。

思い出しなんとか

2012-03-07 13:23:25 | 詰碁

今日から棋聖戦第6局が始まりました。

張栩棋聖3勝、高尾挑戦者2勝。いつものようにハイスピードの一日目になるのでしょうか。

それとも角番なので、少しゆっくりした進行になるのでしょうか

幽玄の間の解説は、林漢傑七段です。

そういえば、前に漢傑君と打った碁から問題を出したのを思い出した。

おもむろに答えを書いてみる。

問題図(再掲)

答え1図  詰碁的正解 「劫」

2図 なぜこれが詰碁的正解かというと、劫材で黒7白8を交換すると隅の黒が生きているからです。

3図 実戦進行「劫」準正解? 実はケイマでも劫になる。

4図 しかしこの劫は、黒が劫に負けると、白Aで隅の黒に死にが残る。

5図 しかし実戦は黒が劫に勝った。するとK-19に黒石が来てるので、これが一番得である。

つまり劫材の数を読みきって、劫に勝つ予定なら3図のケイマが最善という事です。

この碁は1手20秒の早碁で読みきってたわけではないですが、

5図の形になったのは指運が良かったですね。

☆☆☆☆☆

明日は手合いです。武宮陽光五段と対局します。

どんな碁が生まれるのでしょうか。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コンピューター (ひろふみ)
2012-03-09 21:17:06
最近の人工知能の発達は速いです。がんばります。
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応援してます。 (楽碁家)
2012-03-07 21:24:40
最近は大高目を極めようとしているのか、毎局大高目ですね?
でも結構普通に戻ったりして、なんだか面白ろいですね。
武宮五段は、武宮九段とは棋風が違うのでしょうか?武宮九段のように打てる人はなかなかいないような気がしますが、大高目は、どちらかというと武宮九段に近い発想かも。
今度コンピューターとの対局も予定されているようで、楽しみにしてます。
頑張ってください。
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