今日は名人戦の予選で大竹英雄名誉碁聖と対局しました。私の白番。
幽玄の間でネット中継もありましたので、合わせてご覧下さい。
普通棋譜は黒番の向きですが、ここは自分のブログなのであえて白のときはそのまま載せています。
序盤で珍しい形が出来ました。
1図 白1と切る形と速断してバタバタと黒6まで進みました。感覚的には白がうまくいくはず・・・という形ですが
打とうと思っていた手がうまくいかない事にここで気付く
2図 当初の予定 これでしめつけが決まると思い込んでましたが・・・よくよく見ると・・・
3図 劫を仕掛けられて、黒3、9が劫材になるので外が破れてしまいます。というわけで読み直しの長考。
4図 実戦進行 というわけで緩いしめつけを選びましたが、これは当初のイメージより上手くいきませんでした。
5図 局後に大竹先生に指摘された図 白7のピンツギ!なるほど・・・この方が厚いですね。
6図 黒が外側をこじあけようとするとつぶれてしまいます。
7図 そしてその後、記録係の O君と更に検討をしました。すると新たな発見が。
白1を決めると・・・・
8図 2子を捨ててしめつける。Aは約20目の手ですが、この局面では左下(左辺)に先着出来るのが何より大きそう。
そういえばこの図も頭をよぎった気がするけど、なぜ選ばなかったんだ
記録係の O君によると4図白1は42分の長考だったそうで、
そんなに考えたのに、最善を打てなかったか~と反省・・・
苦しい時間帯が長かったと思いますが、最後はなんとか勝ち。
総譜 278手完 白1目半勝ち 消費黒1時間33分 白2時間58分
先生の長考記録ではないのでしょうか??
大竹先生も早打ちなので、早碁のようになるかと思っていました!!
大竹さんとは同年輩ですが、素直にうれしいです。
本因坊戦第4局の解説、期待しています。
右下も左下も新型?で神経使いました。
意外と、長考する事があるんですよ。
早打ちの先生方は相手の時間を使って考えてるかもしれません・・・ということは!?
ありがとうございます。
次もがんばります。