つい先日まで咲いていた
うちのプランターのすみれです。
昨年、ツマグロヒョウモン(蝶)の幼虫の食草として、
近所の道端や空き地から根っこごと採取してプランターに植えた
2~3株ほどのすみれが、いくつかの花を付け、やがて実を付け、
その実が弾けて思いの外沢山の種を落としたようです。
アスファルト道路脇のすみれ
最初はこんな状態のすみれを2株ほど採って来て植えました。
そして1年後…
こんなにわんさか増えました。
寒さが遠退き、いざ春を迎えてみたら、あたかも侵略者の如く、
びっしりとプランターが占領されているではありませんか。
左の白い棒の付近は
勝手に生えて来たパプリカですが、
奥の左端は同じくすみれです。
そして、そのプランター右側の
ブルーベリーの土にも侵略。
そしてこれが種子。
正に今弾け跳ぼうとしています。
(ざっと数えて30個以上)
もう一枚おまけ。
今から弾けそうな種と
弾けた後の殻と
右下に種の房が見えます。
この状態だと今年はツマグロヒョウモンがたくさん訪れそうです。
(ツマグロヒョウモンとは豹柄模様の蝶ですが、幼虫は赤と黒のケバイ毛虫、
サナギはまるで武者鎧。羽化する時に出る体液が血の様に赤い。(驚)
興味のある人はクリックでどうぞ。→ツマグロヒョウモン観察記録)
遅くなりましたが本題はそのことではなくて
このすみれが山菜として食べられるかどうかなわけで。
だって見るからにほうれん草の如く野菜っぽいですよね。
以下、手持ちの『山菜ガイドブック(著者:山口昭彦、発行者:永岡修一)』から。
スミレサイシン(スミレ科)
別名:トロロスミレ
分布:本州中部以北~北海道
スミレは、地上に茎のあるものと、地中に茎のあるものとに大きく分けられる。
地中に茎のあるスミレ類でも、地面すれすれに太い茎が横たわっている
スミレサイシンは古くから山菜として食べられている。
〔食べ方〕
雪解けすぐに延びてくる葉だけを摘んでおひたしにする。
地元の人は茎(根といっている)をたたいてとろろにして食べている。
味付けはだし汁か塩味。
但しこのスミレサイシンはプランターの品種と異なります。
写真はこちらのサイト→スミレサイシン
『ウィキペディア(Wikipedia)』 の筆頭にあったのは
プランターのすみれ写真と同種のものでした。
そこには山菜として、
葉は天ぷらにしたり、茹でておひたしや和え物になり、
花の部分は酢の物や椀ダネにする
とありました。
(ただし他のスミレ科植物、例えばパンジーやニオイスミレなど有毒。)
ひとまず、食べても大丈夫だという事がわかったね。
おひたしとかいけそうだよなあ。
柔らかいところを調理してみようかなあ。