(2008・2・29 一応水彩 (油絵風 (笑))
空気さえも凍りつきそうな真冬の月夜。
小さい頃、よくひっそりと見た、窓の外の景色です。
月の光に青白く浮かぶ雪原、私の大好きな景色です。
こちらにポエムがあります。
以前、版下の仕事をさせて貰ったことがあった。
(版下の説明はとても難しいのですが、昔、家庭年賀状印刷機なる『プリントごっこ』というものがありましたが(今もある?)、それの原理が近いかな。)
そういう分野の経歴も技術もなかった若輩者の私にとって、望んでやらせて貰えるような、まして素人に出来るような仕事ではないだけに、身に余るほど光栄な仕事だったが、回りを見渡せば40代~50代というベテラン揃いである。皆、繊細で熟練の筆さばきで、水墨画のような格式ある絵柄や、有名デザイナーのデザインした図柄などを手掛けていた。
そんな中で最初は簡単なベタ色の版下描きが私の仕事だったが、絵柄丸々1点を任せられた時、独断で増やした輪郭線の版下を認められた。今迄は輪郭線を入れるという概念がなく、全体をくっきりさせるには何度か他の版を重ね刷りしていたようである。それからは、絵柄の色版の読み出し(例えば、一つの絵柄を刷り上げる時に、何色の版が必要か読み出す)と、その絵柄を効果的に見せる為、或いは、より一層オリジナルに近づけるための輪郭線の版を任せられるようになった。
その時にシリーズで任せられ、手掛けたのがノーマン・ロックウェルの絵だった。
ノーマン・ロックウェルの絵の何点かは何となく知っていたけれど、まだそれほど好きなわけではなかった。しかし、こうして手掛けた事で、毎回、絵や線の細部を睨み、色の重なりや色調を睨んでいるうち、彼の絵の技術の高さや魅力にはまり、何よりも彼の、日常生活に密着した絵のテーマとその中の人物の生き生きした微笑ましい表情に好感を抱き、それを描写表現できる凄さに惹きつけられていった。
今は特に老人と子どもが描かれている絵が好きだ。おそらく私自身の、幼少女時代の大半を祖父と過ごした懐古の情感が重なっているのだと思う。
彼の描く子どももとても好きだ。写真でも難しいのでは?と思えるほど、天真爛漫な一瞬の表情が、彼の絵の中には見事に描き込まれている。
日毎時毎、彼の作品を目にする毎にノーマン・ロックウェルは私の好きな画家の一人となっていった。
転写紙(表面に転写用の糊が付いている紙)印刷なので 、赤や青や緑など濃い色が線を潰しているように見えます。陶器などに焼き付けられた時、輪郭なども綺麗に現れます。
全体がピンクっぽいのが3点ありますが、これは転写用のビニールが図柄の上からコーティングされた状態です。他9点はまだコーティングビニールが印刷されていない状態です。
以下にノーマン・ロックウェルの簡単な紹介と、参考資料から私の好きな4点をUPしました。
ノーマン・ロックウェル
Norman Rockwell (1894・2・3~1978・11・4)
ニューヨーク生まれの人気画家、イラストレーター。子どもの頃から絵を描くのが大好きだったロックウェルは12歳の頃には画家になることを決心していた。様々なアートスクールで絵を学び、17歳で本格的に職業画家としてスターとしてその才能を発揮する。19歳でボーイ・スカウトの雑誌『ボーイズ・ライフ』のアートディレクターに、そして弱冠22歳で週刊誌『サタデー・イブニング・ポスト』の表紙を担当する。この仕事はロックウェルにとってライフワークとなり1963年の休刊までの47年間、300点を超える表紙絵を描き続けた。人々の日常生活をユーモアとペーソスに富んだ視点であたたかく描き出した作品の数々は、まるでノスタルジックな映画の名場面のように見る人に語りかけてくる。
【参考資料】
ハートウォーミングストーリーwithノーマンロックウェル(いのちのことば社フォレストブックス発行)
下のサイトにも彼の作品が多数集められています。
彼の人となりや経歴、画風や描き方など興味深い内容が綴られています。
興味を持たれた方は、ご覧下さい。
ノーマン・ロックウェルWEB美術館
『エッセイの卵』ノーマン・ロックウェル
著作権等の都合上、敢えてクォリティーの低いままで画像をUP しています。
ご了承下さい。
洗濯機の上に沢山の洗濯バサミをはさんだハンガーが一本あって、
洗濯物を干す時はそこから取って使います。
今朝、何気なく目を遣ると…
あ゛~、
洗濯バサミに付いてる~~~~!!!
この蛹は、その洗濯バサミの一つに付いていました。
しょっちゅう見ている場所です。
なのに今日まで気付かなかったなんて!
よそ見しながら、間違えてこれを、ギュってしてたら……
考えただけで……
虫を見慣れた私も、これには相当びっくりでした。
と、いうことは
アオスジアゲハの蛹は総勢10体になったわけですね。
ひぇ~~~
詳細&関連記事はこちら→虫虫大行進!
落下した時に傷ついたか、体液が少し流れ出して、数十分後に止まったけど蛹の形が変形してしまった。
昨日は、触ると確かに動いていたが、今日は判断が難しいです。
動いていないような…。
今回、駄目かもしれません。
引き続き保護し、観察を続けます。
写真はリンク先にUPしてあります。
興味のある方はこちらをご覧下さい。→ツマグロヒョウモン File№1(随時更新)
始動しました!
2008.5.22
プランターのスミレに2匹発見。
2008.5.23
寄生を避けるため室内に保護し、ケースの中で飼ってます。
保護してから少し黒ずんで葉っぱから転げ落ち動かなくなったので、弱ったのかと心配したが、脱皮だったのか?
今朝は色が鮮やかになり一気に昨日の倍ほどの大きさに成長していた。
2008.5.25
1.5cm位に成長した。
私のカメラはコンパクトデジカメゆえ接写に限界がある。
しかし確実に幼虫は、カメラの接写限界枠の中で巨大化(成長)している。
余談ですが、初めてツマグロヒョウモンの幼虫(2cm位)を見た時、
某化粧品会社(マ○○○フ○○○ー)のマスカラブラシにそっくりだと思った。
この幼虫のトゲは痛くないし刺さらない。
触り心地もまるでゴムのマスカラブラシにそっくりだ。
まさか、発想の原点はこれじゃないよね。あり得ないから…(笑)
2008.5.26
私のコンデジカメラでも、寄せれる大きさになりました。
昨日はそれ程でもなかったのですが2匹の大きさに差がでてきましたね。
捕獲した時から片一方はやや動きが鈍かったのですが、小さいのはその子かな。
もしかしたらオスとメスの差?
雌雄の差だとしたら、又違う楽しみがでてきましたね。
2008.5.27
一日で5mmくらい成長している。
今日覗いたら、昨日まで小さかった固体がいつの間にか見分けがつかない
大きさになっていた。(でも、やっぱりちょっと小さいかな。)
写真左に脱皮の痕跡がある。小さかった個体のものと思われる。
2008.5.29
27日のようなトゲトゲの抜け殻が二つありました。
やっぱり片方の幼虫は小さいですね。
捕獲した時と比べたら、相当成長しました。
ツマグロ君自発的に計測~は、冗談として、
(でも、物差しを入れたら勝手に上った)
ざっとみて3.8センチですが、動く時はグーンと伸びます。
2008.5.30
ぐんぐん成長してます。向こう側の幼虫は4センチあります。
手前が小さめの固体ですが、それでも4センチ近くなりました。
2008.6.1(今日が日曜日でよかった~!)
朝、1体が葉っぱも食べずに妙にケース内をうろつくので割り箸を入れてみた。
数時間後には、早速割り箸に上っていた。蛹化も近いか?
追記:以前トゲは刺さらないと書きましたが、これだけ成長するとトゲも固く、
無防備に触れると、意外に刺さります。
毒はありませんが痛いということが判明。(笑)
2008.6.1午前7:00
割り箸の上の幼虫は、糸を吐いて、体を固定する準備を始めたようです。
下の幼虫はたまたま登っただけのようで食草(スミレ)を入れたら、
また食べ始めました。小さい幼虫の方が先に蛹化しそうです。
(この大事なところでピンボケ、すみません。)
糸吐き中の顔のアップ。 残念ながら糸が上手く撮れませんでした。
2008.6.1午前8:00
室内撮影がうまくいかないので取り敢えず1枚だけ屋外で撮影。
いつの間にか体勢が逆さまになっています。お尻を固定したようです。
足の吸盤が…必死な感じでしがみ付いてる…。
2008.6.1午前8:45
とうとう足が離れてぶら下がり状態になってしまいました。
おしりが木工用ボンドでつけたみたいになってます。
しきりに体を波打たせたり、小刻みに震えたりしています。
体内の変化が起こっているんでしょうか?
2008.6.1午前9:30
突然激しく震えたり(怖!)伸びたり縮んだり、うねってみたり…。
横に揺れることはありませんが、結構しきりに動いています。
写真を見比べてみても、前の写真とそれ程大きな変化は見られません。
2008.6.1午前10:30
動きが止まり静かになりました。
第一段階の体内変化が終えたんでしょうか?疲れたから休憩?
写真の縮小の際に気付いたのですが、トゲの中身(赤い部分)が、
透けてきている?
つまり別の形に変化するため、トゲの中身が空洞になってきている?
2008.6.1午前11:45
呼吸するかのようにかすかに規則正しく静かに動いているのですが、
30~40分に一度位の割合で突然ぶるぶるとからだを震わせます。
ひとしきり動くと、また静かに呼吸をするような動き(この場合殆ど動いて
いないように見える)になります。
トゲを大きく見たい場合こちら⇒巨大画像
2008.6.1午後2:30
時おり尾の方から頭の方へ向かって搾り出すようにうねる動きをするが、
外観は特に変化が見られない。
2008.6.1午後3:30
これ以降夕方まで特に変化なし。
2008.6.1午後10:40
あれ?とげが縮んでいる!と思ったら脱皮が始まっていました。
2008.6.1午後10:41
2008.6.1午後10:42
2008.6.1午後10:43
2008.6.1午後10:43
2008.6.1午後10:44
2008.6.1午後10:44
おしりの所に止まった抜け殻を振り落とそうと激しく体を振っていました。
2008.6.1午後10:45
勢いよく殻を振り落とし、脱皮無事完了です。
2008.6.1午後10:47
振り落とした抜け殻です。右側に頭の部分があります。
2008.6.1午後10:52
2008.6.1午後11:08
2008.6.2午前1:30
色も黒くなりサナギ化が完了しました。
白い点は自然光に当たると金箔のようにキラキラと光ります。
2008.6.2午前8:20
こんな感じになりました。
晴れていたらもっとキラキラ光ります。