昨日久しぶりにハウステンボスへ行ったら、随分と様変わりしていた。
年間パスポートを止めてからだから、2011年3月以来の4年ぶり。
星座の館やオルゴール屋さんがなくなって、代わりにホラーモノばっかりになってた。
やっとマイカーで行けるのに、4月から平日無料の駐車場優待もなくなるらしい。
どうしようかと迷ったが、やっぱり年間パスポートを作ることにした。
4~5回行けば元が取れるし、花が綺麗なので散策の運動も兼ねて(笑)
毎回思うが、こんな西の果ての田舎なのにチケット代が高すぎるよー。
散策して気づいたが、
前に感じていた「ゆったりと流れる時間」がなくなっていた。
前はオランダの町並みに旅行に来ているような、日本の中の外国という感覚があったが
今回は日本そのもの。(^_^;)
変なホテルという変なのも出来てるし、留守にしてたらトンでもない状態に変わり果ててた。
(゜o゜;;
オルゴール屋さんがあった場所は「メロディ・イン・ザ・ダーク ~オルヘルハウス~ 新章」に変わってた。
その左隣を見ると、これまた変な恐怖のアトラクションがあって凄いことになってる・・・
「こんなの見たくもない」と思って、その場を離れた。
離れたあとで気付いた。
見たくない!?… 暗闇を!? ( ゜д゜ )!
こうやっていつも避けて通るから、次第にその周りに恐怖シリーズが増えてくるのかな?
そして自分で見れる範囲が少しずつ狭くなっていく。
なんだか平和のオルゴールの音がなくなって、
代わりに恐怖の音が増えているような感じがした。
それが呪なの?
オルゴールが雁字搦めで縛られて動けずに音もなくした状態に思えた。
そう言えば昔友人に貰ったオルゴールを横に保管してて、音がならなくなった事がある。
オルゴールの音が横になって眠っている状態なのか・・・
その原因を作ったのは紛れもなく私だった。(^_^;)
道の途中で「見たくない状況」があっても逃げないでちゃんと見ようと決めたので
また戻って中に入ることにした。
案内で「前の人の後に続いて歩いてください」と言われたけど、真っ暗で見えない。
これが本当の暗闇?
見えないから「何かにぶつかって転びそうな不安」がある。
それが一番怖かった。
それが私の「見えない暗闇の恐怖」の原因だった。
最初は手探りで進んでいたが、ふと「足元を見る」という言葉が浮かんだ。
そうだ!こんな時は足元を見て歩いてみよう!
あれ?足元にうっすら光が差してて、歩く方向が解かるぞ!
あっ、ここから不安定に動く床に変わってる。
そういう情報を前もって察知出来るので、
環境が変わって床が突然揺れても全然怖くなくなかった。
第一段階、クリアー。(^_^;)
次は小さなシアター会場になってた。
モノマネタレントのまっちゃんと冬さん、「オダマリ!」の憲さんが役者さんで
天才オルゴール職人と、彼を妬んで呪いを魔女に頼む職人と魔女のドタバタ寸劇。(笑)
魔女がかけた呪は「有名人の名前」で、
それをまっちゃんがモノマネしてというのを三回やってた。
そして最後に「うしろ」と言って、皆がうしろを振り向いている時に
案内役の仮装した人が前に来てて、向きなおしてビックリするという
注意をそらせて、驚かせるパターンだった。
でもね。
すっごく、解り易い真実があった。
呪は「モノマネ」だったということ。
だから掛けられた呪を解くのは「本物」になればいいだけ。
人に憧れてその人の真似をしても、それは本来の自分では無いということに気付く。
誰ひとり同じではないというオリジナル。
今の足りない自分をありのまま受け入れて、
そこから本物の自分だけのオリジナルになればいい。
それで呪は解けて、自分本来の音が戻る。
暗闇に入らないと、見えてこなかった真実だった。
だから怖がって避けていては、いつまでも見えてこないのかなと感じた。
最初はハウステンボスが変な方向に行っていると感じてたけど、違ったね。
この現実は、自分の胸の中と同じだという事に気付いた。
誰かのマネをして見えなくなって自分の音を捨てたり、
見るのを避けて閉めた恐怖の部屋がどんどん増えていった私と同じ現状を目にしていた。
だからこそ、その逆もありだって解った。
今後、ここから恐怖の部屋を減らして笑顔の部屋を増やしていくには
自分の中の恐怖で閉めた部屋を一つずつ開けて、ちゃんと見ればいいだけなんだ。
そして心の笑顔が増えれば、自分が見る目の前の現実も変わっていく。
それをやってみようと思った。
その後に寄ったアムステルダム広場で演奏を聴いていたら
演奏者の後ろを2頭の馬車に乗ったウエディングカップルが通った。
右上のライトの下を馬車が通っているのが小さく写ってました。^^
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