以前、自分はどうして思うような未来を作れないんだろうと思った事がある。
望んでいない現実が来たり、本当はこんなことがしたかったのにとやりたい事が出来なかったり。
だけど昔の自分の姿を思い出したら原因が分かった。
高校2年の時だった。
私の行動はとても分かり易いのか小学校からの女友達がみんなの前で言った。
○○ちゃん(私のこと)は、◇◇君の事が好きだよね!(図星でした)
私は何もみんながいる前でそんな恥ずかしいこと言わなくても良いのにと咄嗟に否定した。
側にいた私の親友に「違うの、そうじゃないの」と必死で否定して言い訳してた。
親友は「うん、分かった。私は○○ちゃんを信じるよ」と言ってくれたのに、自分の心が何か虚しかったのを覚えている。
親友はちゃんと私に自分の好きな人を素直に教えてくれて、相手にも告白した。
その後その人に振られても前向きに乗り越えて、結局振られた相手を逆告白させた。
私はと言えば好きな相手に自分の気持ちを悟られないように必死で真逆の態度をとっていた。
自分が傷つくのを極端に恐れていた。
当時は相手の気持ちが見えなかったけど、今思い返せば相手も私のことがもしかしたら好きでいてくれたのかもと思える。
自分の気持ちに素直になれたら親友のように幸せな未来を手に出来たかもしれないのに、私は自ら心とは真逆の選択をしていた。
だから真逆の現象が私に起きるのかと、やっと納得ができた。人に心を開けない原因は、ここにあった。
自分が幸せになる近道は、自分の心に素直になるということですね。
ずっと勇気が出せなくて素直になれなかったあの頃の自分を抱きしめていたら、ふと思った。
あれ!?これって子育てのようなものなのかな?
子育ての経験がなくても過去の自分の小さかった心をちゃんと大きく育てて行けば、それは子育てと同じだね。
誰にでも母性は持ち合わせいるのかもしれない。
暖かく見守って大きく育っていくのを楽しみにしている心。
だから自分も相手も責める必要なんて一つもないんだ。
そんな自分もいたねー、でも変わりたいんだよね?幸せになりたいんだよね?
だったらそのように生きようよ!と見守っていたら良いんだね。
自分に対しても相手に対しても同じように見守って変化するのを楽しみに待つ。
過去に戻ってやり直しは効かないけど、未来はどんな選択も自分で選べる。
素直になれば心が幸せになれる。全部自分で選んできた結果なんだね。