車の自動運転のＣＭを見てて、ある言葉が浮かんだ。
「自分の運命は自分でコントロールすべきだ」
車に操縦を任せて大事な自分の命を預けるか、自分で操縦して自分の命を守るか。
こういう事でもあるんだなと思った。
確かに運転を誤ったら危険な状態となり、相手を巻き込む事もあり得る。
だから車の方で先に回避できる状況を考え出したのだろう。
でも機械は絶対ではない。
いろんな自然現象で状況が狂うこともある。
そんな時、自分で運転技術を磨いてないと、どうすることも出来なくなる。
それが自分以外の災難で巻き込まれてしまう状況と同じだと思った。
例え巻き込まれない平安な日々を送っていたとしても
自分で判断することを放棄したら、運命は自分ではコントロールできなくなる。
そうか、自分の運転技術を磨けばいいだけなんだな！
それが自分の運命を自分でコントロールするということ。
いろんな選択肢の中で、自分の判断を磨くということなんだと感じた。
それは自分がこれまでやってきた経験の失敗談とか成功談で培われていくものなんだ。
だから経験することが一番の自分の財産なんだね。^^
いままで自分が気付かずにいたこと。
それが解った。
ずっと変わらない現状から逃げ出したくなる気持ち。
それは「変わらない事」がたまらなく嫌だったんだ。
だから現状は変わらずに別の何かを始めることに抵抗があった。
何かを新しく始めたら現状も変化すると思い込んでいたから。
あー、自分の本心は「変わらない現状」を受け入れたくなかったんだなと、やっと気付いた。
「変わらない現状」をリセットするのではなくて、今の現状から続けて行って少しずつ変えていく。
そういう事なんだね。
それが受け入れるという事なんだなと気付いた。
大きな流れで考えたら、変わらないものなんて何もない。
人も景色もゆっくりだけど変化している。
だけどあまりにもゆっくり過ぎて人間の目から見たら変わらない様に見えるだけ。
でもそれも思い込みに過ぎないね。
注意深く見ていたら、ほんの少しだけど変わった部分も見えてくるから。
変わらない現状の中に居ても、少しづつ変わってきている部分がある。
それを見れているか、感じているかで視点は変わってくる。
自分が今まで見てなかった部分、見えてなかった部分が、やっと見えた。
いろんな場面で当てはまっていた。
あれはそういう事だったのかと、納得出来た。
先日、何気なく回したチャンネルで「奇跡のレッスン～世界の最強コーチと子供たち～」という番組をやってて
バスケット編でNBA史上背が最も低い選手マグジー・ボーグスさんがコーチでした。
ちょうど見始めた場面が、手？かどこかに銃弾の傷跡が残っていると見せていて
どうやら幼い頃に銃撃戦に巻き込まれたらしい。
その生死の間で思った事は、自分の運命は自分でコントロールすべきだということ。
その後にも、父親が強盗容疑で捕まったらしい。
それで強くＮＢＡ選手になろうと決意したとのこと。
自分の弱みを強みに変える。
不可能な事はない、すべては可能な事だと思い、それを実現させる強い意志。
本当に凄い人だなーと見入ってしまった。
本人はとても穏やかで優しい人柄なのにねー。
普通、幼い頃に自分以外の理由で不幸や災難に見舞われ、それが続いたら
現実は自分ではどうすることも出来ないものだと思い込むよね。
私も似たような事をずっと感じていたから。
でも彼は違ってた。
「自分の運命は自分でコントロールすべきだ」という言葉にハッとした。
でも今のマグジー・ボーグスさんを創ったのは、幼い頃の悲惨な体験を乗り越えたからで
逆に言えば、それがなかったら果たして同じような意志の強い人生を送れていたのだろうかとも思った。
そう考えたら、悲惨な体験も自分の弱さを強さに変えるプラスの効果も含んでいて
本当はそういう体験は起きない方がいいのだけど、もし巻き込まれたとしたら
それはそれで別の視点で見たら、マイナスをプラスに変える見方もあるんだよということになる。
だから、どんなこともプラスに変えることが出来て
不可能な事は何ひとつないと自分の言葉で言えるのかな。
私も似たような状況を経験しているのなら、同じような事が言えるのか。
私がそれを乗り越えられた時に、自分の言葉で同じように
「不可能な事は、何一つない、すべて可能なことなんだよ。」と言えるね。
