どんぐりの木の下で

日々の出来事を書き留めています。

「させていただく」ブーム

2022年05月09日 | 雑記
関東地方、週間天気予報は曇り&雨マークが続いています。
「梅雨の走り」「走り梅雨」というらしいですね。



【5月6日 読売新聞朝刊 編集手帳より】

文化審議会が「敬語の指針」をまとめたのは2007年のことだ。
乱用が目立っていた「させていただく」という表現について、相手の許可を受ける場合でなければ、不適切になると説明した。

15年たった今、この使い方はさらに増殖し、言語学者の椎名美智子さんによれば「させていただくブーム」だそうだ。
コミュニケーションの様式や距離感が変化し、相手に直接敬意を示すより、自分の丁寧さを示すスタイルが好まれるようになったためだという。

政界でも頻繁に聞く。
国会審議では「質問にお答えさせていただきます」と始まり、質問に答えたくないときは「お答えを差し控えさせていただきます」が常套句になっている。
真意はさておき、謙虚さを演出するには効果的な言葉なのだろう。

   (後略)



この文章を読んだ瞬間、胸のもやもやが晴れた気がしました。
最近、私が感じていた違和感がまさにこれ


  説明させていただきます。
  参加させていただきます。
  


口頭で言われた時には「ぅん?」と思いますが、聞き流してしまうことがほとんど。
ですが、メールなどで言われると「そんな大そうなこと?」と感じていました。


  説明(いた)します。
  参加(いた)します。
  
これで十分OKってことですよね。
『させていただく』のこと、スッキリしました。