走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

日本柔道から学ぶもの

2016年08月15日 | 仕事
リオ五輪で柔道チームの井上監督の記事を読んで感動しました。男女6階級全てでメダルを獲得した快挙を成し遂げた日本。選手の素晴らしさの他にも井上監督の偉業があったのですね。

どんなスポーツにとってもクロストレーニングは当然のこと。しかし家元として伝統を重んじるがゆえ、柔道以外のものを取り入れることは難しかったと思います。反対の声もあったかもしれません。素晴らしいの一言です。

と、この事で思ったのですが、日本人の良い所は物事の完成度を高めること。例えば車を発明したのは日本人ではありません。しかし車作りの性能を高めたのは日本人です。反対に柔軟に新しいものを創造することは日本人にとって不得意な分野です。以前にも書きましたが、日本の歴史と教育システムに由来する物だと思います。

歴史や伝統を覆すことのできない国民性は会社社会や政治ににじみ出ています。新しいことを受け入れられず、しきたりにしがみつく。ブラック企業なんて呼ばれても超過勤務は減らない。公務員でさえ根強く続くしきたりに縛られている。休暇を取らない、取れない。会社のために身を尽くすことが美徳とされる。そうでなければさようならの首切りへのサイレントな脅し。

今回のオリンピック柔道の結果をみて、新しい風を吹き込むことが組織の活性化に繋がると多くの日本企業や団体に気づいて欲しいと、外国に18年住んでいる日本人(私)は感じました。



日曜日の午後は海の見えるお家でワインの会。潮風に吹かれながらサイコーでした。




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