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2月16日に行われたJANAのシンポジウムの感想シリーズです。
その1 たかが言葉されど言葉
その2 患者が最も興味を持つのは
その3 興味のない人に理解してもらう難しさ
スタンダートやレギュレーション。これも何度もブログに書いてきました。欧米ではプロフェッショナルと呼ばれる職業には必ずついてくるものです。たくさん書いていますから、ぜひ検索にスタンダードと入れて全て読んでみてください。
日本は看護に限らず、免許を持てばプロと言う認識で歴史を重ねてきた国です。
あげっぱなし免許で、免許を発行した後に管理する団体は存在せず、曖昧なグレーな部分が多く、規制がないと言う面では自由にできる部分が多く、動きやすい国です。しかし今回のように新職種を創生する時には、曖昧な環境も障害物となります。地域で、専門分野で、それぞれの解釈によって働いているから。共通項がないと言う環境では話し合いも前に進まないでしょう。
欧米ではスタンダードやレギュレーションは国民を守るために存在します。よって公に公表しているし、教育課程もそれに沿って作られます。それらがあるから国民は何をするプロなのかも、興味のある人にとって理解できる環境があります。プロ自体もそれを参考にどこに限界があり、何をして良いのかもわかります。損害保険や、訴訟があった場合も参考にする基準が誰の目にも明確です。安心して働けますよ。このような環境で働いて24年になると、ないところで働くなんて絶対できないと思うほどになります。
社会で、プロ同士で、多種職間で共通理解があるとないでは大きな違いだと思います。このことをずっと書き続けて、何年になるだろう。しかし諦めません。ははは、これこそ説明を繰り返してもダメの例でしょうか?!しかし部外者の私には他の方法がないので、理解してもらえるまで書き続けます。
続く