走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

客観的に

2020年02月01日 | 仕事

続き

客観的判断は診断と治療に重要な事。確かに医師が言うように、プライマリーケアは専門家より患者に近い場所にいると思う。彼とは6年関わってきた歴史もある。だからといって客観性を失くしてはいけない。

彼は私の処方を転売している、と仮説してみると、、、

疾病のために生活保護を受けている。収入は決して多くはない。しかしボランティア活動のリーダー的役割や地域の活動を通して少しだけお金をもらっている。彼はシェアハウスに住んでいる。レンタル料は一人暮らしに比べて安い。だからオンボロ車を持ち運転していると思っていた。地域の無料の食事や食品の配給も最大限利用している。

違法の麻薬も購入し利用している。注射器などは政府からのディスポーザブルのものを利用している。無料だ。違法麻薬に幾らつぎ込んでいるんだろう?

車と違法麻薬が大きな支出の筈だ。もしかしたらこれが私の処方麻薬の転売による収益金で成り立っている???

良い患者のふりをして私を騙し続けていた??え?え?えー????どんどん顔が青くなる私。

昨日書いたようにNPとしてできること、とできない事ははっきりしている。危ないプラクティスはスタンダードではない。もしその転売された薬で誰かが死亡したら?危険なプラクティスは指導を受けるだろう。麻薬の処方権を失うこともある。最悪NPの免許を失う事に繋がるかもしょれない。NPとして働けなくなる????????!!!!

続く


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