昨日2020年は看護師と助産師の年と書きました。助産師について、、、
英語ではNurses and Midwives です。
日本では3年制で看護を学びそれに1年を足して助産師となります。国家試験も看護師とは別にあります。江戸時代からある産婆さんは戦後に助産婦と名称が変更され、今は助産師へ。教育課程は先に書きました。
カナダでは看護の教育や経験は全く必要なく、学士として助産学があります。4年間助産学を学び資格試験を終了し、免許登録し、自分でクリニックを開くことができます。医師や産婦人科医とは全く異なる独立した職業として活動出来るのです。勿論処方などもできます。産前産後のケアを全て行います。
病院で働くMidwifeはいるのか?と質問をする人もいるでしょう。以前も書きましたが病院は病気中の病気の人が利用する場所。妊娠でも危険な状態の人のもの。なので産科医の元でのケアになるので、病院で働くMidwifeはお目にかかった事がありません。しかし妊婦さんが出産場所を病院と選んだ場合、病院で出産を介助します(場所を借りると言ったらわかりやすい?)
では、産科病棟で働くのは看護師さん?
こちらは周産期医療をスペシャリティーとする看護師、日本で言う認定看護師さんの仕事となります。コースは大学の学士スペシャリティーとしてあります。
アメリカはどうでしょう?アメリカは看護師のベースに2〜4年の教育を受けた者がMidwifeとなるのでAPNの中に入っているのも納得です。勿論独立した活動ができます。
イギリスは3年のコース。看護師の資格があれば18ヶ月。
同じ助産師でもお国が変わればそれぞれなので、書いてみました。
私は自宅出産をしたくて、Midwife のケアを受けていましたが、完全前置胎盤が確認された為、産婦人科医へケアを移行となりました。危険度が高すぎで、分娩室でミニ手術も出来る施設なのに、もしもの時のために手術室での帝王切開。自宅の自然分娩とは真逆の環境でした。それでも助産師さんが居てくれて、産後もマンツーマンでついてくれて嬉しかった経験があります。因みに産婦人科医とは入院中、手術室以外では一度も診察を受けませんでした。全て病棟の認定看護師さんに任されていたと言う事です。面白いでしょ?
冒頭写真:クリスマスから新年はお呼ばれしたり、呼んだり、兎に角パーティー三昧です。こちらは紫のジンで作ってくれたジントニックで乾杯。