走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

本人の口から

2023年01月10日 | 仕事
違法薬物をしている人は生きることに固執していない人だと勘違いする人が大勢いいる。

違法薬物をしているからもちろんDNRよね、

みたいな。DNRは心肺蘇生をしない意思表示。違法薬物を摂取する理由は様々で決して「自暴自棄だから」ではありません。

今日だって、大腸癌や、肺癌のスクリーニングを勧めたら、して欲しいと返答が来た。がんは早期に発見するべき、と言う考えがその人にはちゃんとあるから。ではC型肝炎の治療も始めましょうか?といえば、もちろん!と即答。

人々を疾病や嗜好や地域や年齢や性別でステレオタイプ的にグループ化するのは医療者の悪い癖です。個性に重きを置くと言うことは、推測をせず、本人の口から本人の意思を聞くということ。それをしていますか?

冒頭写真: 東京滞在1日目は某ホテルのエグゼクティブ会員の友と高層階に宿泊。このホテル宿泊したことあるけどエグゼクティブ会員だと対応が全く違う。チェックインもスーッと並んでいる人を飛び越えて終了。お部屋からの眺め。東京タワーもレインボーブリッジも見える。チェックアウトは何時にされますか?なんと24時間の滞在が一泊でできるのだ。ひえー。






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