走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

NPになる道のり 記録編

2018年01月24日 | 仕事
診断をする者にとって記録も大事です。看護師時代も記録をしていましたが、今は診断に至ったプロセスの記録です。なので第三者が読んだ時、診断と治療計画に至った過程がわかるものであるのが第一条件。

今の学生さんの看護師としての仕事は老人看護で外来で働いています。医師の補助と言う仕事はこちらにあまりなく、彼女の仕事は患者との面接を通して家で高齢者が安全に暮らせるためにサポートが必要な部分を見つけ出して、それをレポートにする事です。そう言うリポートはセクション分けされていても結構長い文章を書きます。私もNPになる前の仕事はクリニカル リソース ナースだったので紹介を受ければコンサルテーション レポートを書いていました。だから学生さんの傾向がよくわかります。彼女の記録はまるで小説、、、、。

超長文の割には的をついていない。もっと簡潔に書くことを指導しています。まだまだなれない学生さんは問診が系統的でない。しかし記録を仕上げる時には時間があるわけけだから、時間をかけて並び替えて系統的に仕上げて欲しい。特に今の時代は電子カルテでコピぺだって出来る分けだから手書きの時代に比べたらずっと簡単なのに、、、毎回添削の多さに愕然。んんん何が足りないのだ?!

と行き着くところは、まだまだ看護師からナースプラクティショナーへの切り替えができていない、と思ってしまう。学生時代に教授が言っていた。看護と診断のためのスキルは全くの別物だと。学生さんを見ていて教授の言葉を思い出す。そして昔の自分もそうだったと自分の成長に気づくのだ。

シリーズ終わり。



鴨の行列。イングリッシュベイ

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