走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

日本と北米の教育の違い その2

2016年07月22日 | 仕事
日本ではより良い高校に入れば良い大学へ入ることができ、そうすれば良い就職が出来る、という図式があり、良い高校や大学に入れなければ人生は終わったとまで言う人が、、、

カナダの大学にもランクがあります。しかし入試がないので、入試の点数でランクが決められているわけではなく、学ぶ環境や教授陣などで決められたランキング。そして日本ほどランクが如何の斯うのとまで言う人はいません。それよりも何を学びたいのか、そして何を学んだのか、そこが最も注目されます。

大学の入学に必要なのは高校の成績。

日本で大学の学士があると、編入は他の条件を満たしている限り比較的簡単に出来ます。
高校卒業だけで大学入学を狙うと、こちらのG12同様のものが必要となり、結局はG12同様の受け直しを勧められます。高校をやり直す、、、感覚を拭えません。本気でこちらの大学入学をを目指すなら高校のうちに編入してこちらの高校卒業をすれば日本から目指すより簡単です。もちろん卒業だけではなく成績の良し悪しも目指す学部により変わりますが。

大学院についてはNPの例ですが以前書きました

何を言いたいかと言うと、自分はたいした高校や大学に入っていないから、、、と思っている人にも光はあるということです。大事なのはそこでどれぐらいの成績を修めたかですから。諦めないでくださいね。入ることより出ること(何を学んで、何を導き出したか) に重きを置くシステムならではのことです。

それにこちらは現役とか社会人枠などと呼ばれるもにはなく、学びたい時に個々のスケジュールに合ったペースで学んでいくので年齢は関係ありませんからね。



バンクーバー空港に来たことがある方は、見覚えのあるコレ。入国審査場のエスカレーター前にある先住民の彫り物と滝。来る人々を歓迎しています。

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