走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

20年

2021年11月09日 | 仕事
勤続20年となりピンと手書きカードが送られてきました。10年目は紙の箱入りでしたが、ちゃんとしたケースに入り少しグレードアップしたようです。

あと5年働けば25年。相方の職場は25周年記念品を選べるようになっていて彼は先住民族のアートを選びました。大きな額縁に入ってそれは飾ってあります。金色のメープルリーフに25という数字が入っています。豪華だな〜私の職場もそんなものがあるのだろうか?ないだろうね。国家公務員と地方公務員の違いだわ。

日本で看護師免許を取得したのが1990年。日本で8年働いたのちにカナダへ渡り23年。1年の語学留学のつもりが残りの人生をカナダで過ごすなんて留学へ向かう飛行機の中では思いもしませんでした。

英語は第二言語だから、昇進もなく看護師として平々凡々と過ごすと思っていたのに、昇進、そして進学を勧められ、ナースプラクティショナー(NP)へ。人生何が起こるかわかったもんじゃありません。

2017年に日本のテレビ番組への出演をきっかけに日本の高度実践看護師(APN)の状況を知り、シンポジウムなどの活動を始めたのが2018年。足掛け3年目となりました。執筆をしたり、日本の大学院で授業を担当したり(今年も行いました)日本APN後援会を作ったり、呆れるほど自分の時間を注いでいます。今年度中に日本のAPNについての英語論文を世に出したい!と残りの人生とキャリアはカナダに住みながら日本のAPNを応援したいと意を固めています。

人生は何が起こるかわからないびっくり箱。しかし道は全て繋がっている。さあ、今日も楽しむか!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。