走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

症状と診断

2017年04月09日 | 仕事
昨日書いたPDF

長女に話すと、それ私にも当てはまる。って言うか全ての大学生に当てはまらない?と。

医療系を学んだ人には一度はある事。

心療内科の症状を読んでいると、何でも自分に当てはまると感じてしまう。

鬱も不安症も強迫性障害にADHDに、、、と尽きない。

何故って落ち込む事も、不安を感じる事も、鍵をかけたか何度も確認する事も忘れっぽい事も全て人間の一部。大なり小なりあるもの。

だから、「その症状私もある!?」と感じてしまう。

大事なのはその程度がどれだけ日常生活に影響を与えているか。落ち込んで身づくろい出来ない、家を出る事が出来ないのか、手から血が流れるほど手を洗わないと清潔だと思えないとか、提出物を忘れて成績が不可になってばかりとか、診断に大切なのはそういう日常生活への影響の程度です。

ADHDっぽい子供でも成績は良く、提出期限を守り、人付き合いをきちんと出来る子は大勢います。落ち着きがない、教室で集中できない、それだけでは診断になりませんから、お間違えのないように。



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