走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

今1人1人ができること

2020年03月22日 | 仕事

ものすごい勢いで世界中に広がるCOVID-19。皆さんはどんな情報源を見ていますか?私は医療者なので情報源やその質に重きを置いています。見ているのは国の公衆衛生のサイトとWHOのサイトと職場の情報です。

英語に自信がない人でも国名ぐらいは読めると思うので、WHOや国の機関などの公的なサイトの閲覧はおススメです。統計は毎日更新されます。

こちらはカナダの公衆衛生サイトの中から抜粋したものです。






陽性の人の年齢別の棒グラフになります。思いの外働き盛りの20〜40代が多い事に気づくと思います。これは医療従事者の感染者が多い為と説明がありました。SARSの時の事を思い出します。病棟で看護師が「私が家族に病気を持ち帰ってしまう事が怖い」と。SARSよりも感染拡大のスピードが勝るCOVID-19。病院でCOVID-19のケアをしている医療者に思いを馳せます。BBCニュースでICUで人工呼吸器を装着されているイタリアの医師の姿が映っていました。救急室で働く1982年生まれの医師です。イタリアの死亡者の数が3000人あたりだった特にそのうち30人が医師だったと聞いた時もかなりの衝撃を覚えました。野戦病院のようなエピセンターのイタリアの映像。既存する医療施設を上回る数の患者が発生した時の状況を安易に想像させてくれるから他人事には思えません。

一日も早く治療薬もしくは予防接種の完成となりますように。そして世界中で人々が自分のできること、つまり外出や他人との接触を控える事で、これ以上の感染者の増加をスローダウンできますように、、、、



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。