走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

行き過ぎた想像力

2020年03月21日 | 仕事

COVID-19に対する反応は人それぞれです。私の患者の1人が1年分の薬を処方してくれと言います。理由はこれから山籠りをする、と言います。山籠りの理由は核爆弾から逃れるため。

はあああ?

以前軍で働いていた彼は、非常事態の時の政府の対応を知っている。今のようにCOVID-19がコントロールできないときは核爆弾を落としてコントロールするからだ、と言います。

え?カナダは核を保有してないんですけど。そりゃあ隣国は持っているし、どこの国でもかなりの距離を飛ばせますが、、、。

何を言っても断固として決意を変えません。一年分の処方は出来ませんよ。最寄りの薬局を見つけたら連絡してください、と話しました。

人との接触を避けるために山籠り、、、ならわかるけど、核ねえ、、、、。

冒頭写真: ビーバーが巣作りのためにダムを作り池になってしまった湿地帯。


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