走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

APNと管理職

2019年07月23日 | 仕事
APNと管理職について少し書きます。

以前学歴への冒涜と題して書きました。

では、部長クラスの管理職や事業主などはどうでしょう?以前も書きましたが私が働くカナダのBC州では看護管理職は、管理職用のストリームを取るのが普通で、他のストリームに比べてクレジット数が多いナースプラクティショナー(NP)コースを取った後にその実践的なものを全く使わない管理職系に進む人はかなり限られる。しかしゼロではない。NPとして働いてみたけど、私は管理職が好きだわ!という人がいてもおかしくない。それは個人の勝手。

そもそも日本では管理職が医師か看護師でまかなっているのがおかしな所。こちらでマスター以上の学歴があれば管理職になれる。私が訪問で働いていた時、部長は理学療法士出身者だった。医療で働く様々な職種にチャンスはある。はたまたMBAなど経済に強い人がなるケースだってあります。

何が言いたいか、と言うとなりたくて部長になる場合は良いですが、なりたくないのに押されてなるのはやりたいことから離れてしまう辛さと、折角学んだ高度実践能力を発揮する場所から離されるのは学歴への冒涜だと思います。事業主もそちらがメインになると本末転倒。こちらでは共同事業主の形態も多い。やりたいことから引き離されるときは、共同事業主のようなタスクシェアを考えるのも手です。

どんな方向にせよ、ブレずに何がしたいのか常に振り返る、は大事と言うことでしょうか?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。