走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

税金と低所得者

2019年09月24日 | 仕事
クロアチアで買い物をしてびっくり。税金が13とか25%もついていました。それも食べ物に。当てはまらないのはパンや粉ミルクや医薬品など。

カナダの税金の高さも有名。消費税は国税と州税を合わせて12%(選挙が近づいているので国税が2%下がっている)。しかし 野菜や果物にはこれらがかからず、プロセスされたもの(お菓子とか缶詰)に州税がかかるのみ。 州税も6つ以上買うと家族を養う為という事で免除をされる(2個マフィンを買えば税金がかかり6つ購入すれば税金はかからない)。ちょっとここはややこしい。

人間が食べる食事の量はさほど変わらない。しかし収入が低ければ食費の割合が全体支出に対して大きくなる。食品にかかる税金は低所得者を圧迫する図式となる。

さほど産業もなく観光に頼っているクロアチアでなぜ消費税が高いのか、とても気になった。ちなみに観光者が最も支払う税金はサービス税。これもクロアチアは25%!しかしホテル代も食事代もそれ自体が安価なので25%支払っても高いと思わないけどね。

ちなみに所得税の方は収入により3段階で5、13、25%で、これは低いと思う。だから消費税に耐えれるのかな?
カナダは0、15、20.5、26、29、36 % の6段階。なの高所得者はせっせと寄付をしたり、税金控除になる貯金をせっせとして所得税を下げようとするわけです。
企業に課す税金が低所得者を苦しめないのだけれど、そうすると企業が来なくなる(仕事がなくなる)から国としては困る。経済学者じゃないからわからないわ。
クロアチアについて言えるのは未だホームレスや物乞いを見つけていない。と言うことは貧困者がいないと言って良いのでは?BC州とは大違いなのは確か、、、



Trogir は古い街並みがユネスコの文化遺産になっています。


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