走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

お腹の出具合

2017年11月14日 | 仕事
休暇の目的はここ



Deth Valley National Park 直訳は死の谷国立公園。カリフォルニア州にあります。ネバダ州との州境にあるのでベガスから行く方がLAより近い。海抜マイナス85mの塩湖を中心とした国立公園。その暑さは尋常ではなく夏場は平均気温が40ー46度。最高56度を記録した事も。なので11月から3月に訪れる方がそれほど暑くもなく(と言っても27ー30度ぐらいですが)楽しめると聞き晩秋の旅行先と決めたのだ。



キャンパーはトイレ、シャワー、キッチン付きでテントキャンプに慣れている私たちにとっては動くホテル。快適に過ごしています。

で、先日の患者さんは私より3歳下。主訴は下腹が出てきた、だった。いやいや、それは正常値以内でしょ、も聞き入れてくれません。昔はスリムでこんな事はなかったって。私も同じセリフだよ、昔はずっと細かった(今にくらべれば)。普通なんだってばー

女性は閉経期を迎える頃、腰回りが豊かになり、コレステロール値も上がる。何せ子供を産むというお役目御免の状態になると今まで女性の体を守っていてくれた女性ホルモンが減少して心疾患、糖尿病など成人病と呼ばれる病気になる比率が男性と並びます(閉経前は女性は男性よりそれらの病気にかかる率が低い)

よっぽどのアスリートで若い頃から鍛えて続けている人でなければ閉経時の体重増加は避けられません。年を取ればシワが増え白髪が多くなるように自然な変化で、それに逆らうのはかなり難しいこと。

しかし彼女はそんな事を聞き入れてくれるような人ではありません。運動もしない彼女。自業自得でしょは患者さんに言えません。どうなるのでしょうか?

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