![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/93/174f76519e9766004b665a1c4ce7831c.jpg)
認知症があるとお金の管理が大切になります。まんまと騙されて預金を空っぽにされたり、信じて任せていた人にお金を使われたり。本人はお金の概念もなくなりつつあるので、誰にとっても安全な策をとっておきたいものです。
身内で、本人が信頼して預金を任せていた人。診察にも積極的に電話で参加します。とても親身な印象を受けていました。
患者の補聴器が壊れて、新しいものが必要。半年ホームレスになっている彼はかなりの金額が預金としてあるはず(住居がある無しに関わらず年金は出ているから)。しかし残高はかなり少ない。毎月何にどれぐらい使っているか本人は覚えていない。任されている彼に月に何度、お金を渡しているか聞くとのらりくらりの返事。
あー、これはやばいやつです。頭の中で警報が鳴ります。任されている人が横領している可能性が高いケースです。
大体で良いので引き出し記録を教えてくださいね、と伝えておきました。さあ、やってくれるでしょうか?
他に身内がいない場合、政府との契約で、このような患者の金銭管理をしてくれる機関がkカナダにはあります。日本についてはこちら。
お金は人を変えます。足りない時にちょっと借りるつもりがずるずると続いたり、返すことなく借り続けてしまった、、、のように横領とか盗難などの犯罪の意識なく起こってしまいます。身内だから、とか信頼しているからの理由ではなくて、第三者がチェックを入れれるようにしておくか、先のような機関に任せておくようにしましょう。