自分の身体の責任

マーティンの下肢切断は決まっていた。しかし他の血管外科医が手術をすると言い出し、それは成功した。足の痛みも取れ、血流も回復してマーティンは喜んでいた。マーティンの前回の記事はこちら。

しかし前回と同じく検査の採血が来る日に家にいない、検査に行ったとしても、抗血栓剤の量を伝えたくても電話に出ない、留守電もない。何も変わっていない。このままでは血栓がまた飛ぶと、血管外科医に検査の必要がない新薬に切り替えようと電話を入れる。実はマーティンのは血管外科医の診察をすっぽかし二度と会いたくないと言っている。理由はベッドサイドマナーが良くなかったから。そんなことで再診に来るまでコンサルトにも乗らないという血管外科医。

今度こそちゃんとするからとは口約束ばかりでこの一週間連絡が取れていないマーティン。アメリカの母親を訪ねているのだろう。家を長期で離れるのなら知らせて欲しいと言ったこともまるで無駄だった。

4度目の血栓を起こしたマーティン。それでも指示したことができない彼。いい加減私も疲れ気味。今回こそは逃れられないだろう。大人なんだから自分の言動の責任は自分取らなくちゃ。それが下肢切断であっても。



アサバスカ滝。凄い水量で岩を削っています。この水は北極海へ流れていきます。