しっかり地に足をつけて立つ。安定したポジション。人生にとって安定って重要なポイント。足場が不安定、暗闇で地面がよく見えない、足を置ける場所がとても小さい。いつ倒れてもおかしくない状況。落ちれば死んじゃうゲームなら、心理的に与える影響は計り知れない。
しっかり治療をして依存から離脱。しかし治療センターを一歩出れば、さっき書いたような状況。周りに「やっぱり薬使ってんじゃないの?」と揶揄され、新入りと嫌がらせをされたり、誰も自分を信じてくれない、二言目にはやっぱり依存者だったから、と呼ばれ、、、と悔しそうな顔をする。
殺してしまいそうなほど怒りが湧いてくる。刑務所に行ってもいいから、奴らをぶん殴りたい、、、
これってホントよく聞くセリフ。リハビリを出て戻ってくるコミュニティーは甘くない。人間は醜い。どんな時でも自分より下の人を作りたがる。自分の不満をぶつけたがる。そして自分とは異なる人を忌み嫌う。そんな現実の中でしっかり二本足で立ち続けなければならない。簡単なことではない、と同じようなケースを診る時に思う。
その人の杖となりガイドになれるよう、ケアを続ける。踏ん張って欲しい。
冒頭写真: ラーメンブーム。スキー場のホテルでもこんなメニューあり。2000円を超える値段。スープがぬるい。麺を茹ですぎ、味の調和が悪い。どうしてこんなメニューが生き残るのか?本物を知らないからだろうな。やっぱり人間知らない事を知らない、、、