ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

和更紗

2019年02月11日 07時48分17秒 | 骨董

和更紗。

古美術品は指標となるものがあれば年代特定しやすい。

現在把握されているものというのはほとんどそういう年代が記されている資料が基になっているわけだ。

本品は明治31年の日付のある裏打ちがあったもの。

更紗はおおまかに大正更紗といって売買されるが、

明確にこれは江戸、これは明治、これは大正といえるひとはほとんどいず、

古裂専門の古美術商くらいである。

金襴の裂についても同じで、

日本のものか渡りのものか、

それがいつの時代の物か、なかなか判別できるひとは少ない。

そのへんの露天商ならば「古いと思うよ〜」という程度。

(もちろん各国のオークションで売買しているような方々は別ですが)

当方も何となく明治かな、くらいにしかわからない。

そういう意味でこの裂はありがたかった。

ご売約済み。

 

 

 

 


壺屋焼焼締瓶

2019年02月10日 08時46分09秒 | 骨董

壺屋焼荒焼の瓶です。
18-19世紀ころ。
無骨な姿です。
この壺屋はよく備前などに間違われることがあります。
先日もヤフオクでみかけました。
備前はもうすこし薄造り、
シルエットも微妙にちがいます。
この升徳利は見た目より容量が入らないのが常、
本品も約100mlです。
しかし育ちやすい肌は魅力的で、
毎日のように使用すると一年ほどで良い感じになります。
高さ 約10.7センチ前後(胴最大径は画像よりご判断ください)
口縁に漆直し、その他窯キズなどあります。

ご売約済み