高麗青磁ぐいのみ。
高麗王朝時代の小鉢あるいは祭器の一種ですが、
ふだん使いのお茶・コーヒー・紅茶・酒・ビールに最適です。
発色は深く、ありがちな米色青磁系の黄緑ではありません。
全体の貫入の入りも非常に細かい。
これから長年ご使用いただくことで、
かなり深い肌になるかと思います。
現在は当方仕事場で午後の紅茶レモンティーを入れてのんでいます。
口径 約8.8センチ前後
李朝小服茶碗。
朝鮮王朝時代後期18-19世紀ころの茶碗です。
全体に小貫入が走り、そこから育ちつつある肌です。
わかりにくいですが、高台畳付は半分が直してあるようです。
手取りは大きさの割には重く、
ボディは磁胎、
しかし変化していく肌。
箱は古いですが、合わせてあるようです。
口径 約10センチ前後
高さ 約7.6センチ前後
高麗茶碗。
非常に変化に富んだ肌を呈する高麗青磁です。
本来の用途は鉢かもしれませんが、
やや手取りが重いのを我慢すれば
稀にみる茶碗としてお使いいただけます。
「茶碗の宇宙」とでも呼びたいものです。
また、銘をつけるなら「まほろ」
などが良いかと。
箱がありませんので、
なにがしか包み裂をおつけします。
ニュウ、半分ほどにカセ(それほどがさがさしていません)があります。
口径 約16.5センチ前後
高さ 約8センチ前後
ご売約済。
高麗輪線文平盃。
きんきんと高い音が鳴るボディ、
ねっとりとした土が堅く焼きしまっています。
おおぶりの盃サイズ、
もちろんふだん使いの湯のみにも。
全体に貫入、いくつか窯キズ、
高台にひっつき剥がし跡がありますが、
これぞ高麗もの、という優品です。
口径 約10.3センチ前後
高さ 約4.1センチ前後
志野盃。
江戸初期。
画像の通り、口縁に金直し、
そしてボディの約半分がかせてがさついています。
金直しの片方は共色の上に金を蒔いたようで、一部共色直しが露出しています。
見込みにはひっつきもあります。
李朝の本で浅川氏の愛用した小さな刷毛目の盃を目にし、自分もこんなふうに盃を育てたいと思っています。
この志野はあの刷毛目の小さな盃のように育つ可能性があると思いました。
そういうわけで文字通り毎日仕事場に持って行き、
昼間は午後の紅茶レモンティー、夜はたまに日本酒と離さず持ち歩いています。
和更紗の包み裂、保存箱付。
口径 約7.9センチ前後
高さ 約2.7-3.2センチ前後
ご売約