李朝初期白磁明器盃
朝鮮王朝王朝時代初期の白磁の明器です。
明器とは死者を埋葬する際に、
来世でも元気にこれらを使用してくださいと願いを込めて副葬される器です。
サイズ的にはそれぞれのオリジナルのミニチュアですが、
なかにはこの作品のように、盃として実用できるものや、
とくりとして実用できるものがあり、古来数寄者に愛されてきました。
偽物もありますが、
ぎこちない造型と妙に軽いのがそれらにあたるもので、
本品のように小さくても丁寧に作られ、ある程度重さのあるものはまずまちがいないものです。
べた高台ですが、ややかたつきます。
外側はグレーですが、上からみたときの透明釉が美しい白磁です。
径 約5.6センチ前後
高さ 約1.7センチ前後