旦入赤茶碗。
旦入は楽家10代。
1795-1854
17歳で家督を継いだ。
印は拝領印(1826年紀州徳川治宝候より拝領)でありますので、
1826-1838年に制作されたものでまちがいないかと思われます。
画像の通り、ニュウを直した状態。
もとはおそらく金があったのでしょうが、今は漆が残るのみとなっています。
また、口縁に二カ所ほど欠けがあります。
御本のような朱が浮かびあがる特異な肌をしています。
高台は手ずれですっかりなめらかな状態です。
旦入は楽以外にも唐津や志野、織部、萩とさまざまな作品を作った人です。
この茶碗はおそらく朝鮮のものをいくぶん意識して制作されたものかと。
径 約11センチ前後
高さ 約7.3センチ前後
ご売約済、ありがとうございます。