ルクラシック

京都の骨董ルクラシックです。

壺屋荒焼徳利

2017年12月31日 08時38分13秒 | 骨董

壺屋荒焼徳利

17-18世紀頃。

壺屋の荒焼き徳利です。

上手の施釉のものはどこかモダンな感じがするのに対して、

荒焼きのものは備前に似た趣です。

重さはずっしりと重いのが特徴、

そして容量も大きさに対しては少なく、

1合ちょっとというのも知られている通りです。

非常に存在感があり、

花活やただそのまま置いておくというのがいちばん魅力かと思いますが、

とくりとしてももちろん使用していただけます。

画像の通り、傷だらけの満身創痍の作品ですが、

現在は希少なもの。

腰のあたりに窯印様のものがありますので、壺屋統合以前のものかもしれません。

高さ 約13センチ前後

胴径 約10センチ前後

高台径 約8センチ前後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


渡り木綿の更紗

2017年12月16日 08時35分11秒 | 骨董

渡り木綿の更紗

古い時代、おそらく江戸時代の更紗でまちがいないかと思います。

渡り木綿、堺更紗か長崎更紗でしょうか。

岐阜県の旧家の文字通り蔵出し品、

この風呂敷に包まれて古い袈裟や打敷等がでてきました。

洗浄済み。

洗浄したことで文様がややはっきり出ましたので、

さらに水洗えすればもうすこしわかりやすくなるのかもしれません。

最長辺 約65×32センチ前後

 

 

 

 

 


高麗茶碗

2017年12月09日 19時18分23秒 | 骨董

高麗茶碗。
時代は高麗末〜李朝初期。
アカデミックな分類上では堅手となりますが、
ほかに粉青沙器と呼ぶかたもいらっしゃいます。
ほとんど唐津といっても良い肌と高台であります。
もちろんこちらがオリジナルです。
口縁に何カ所か直し、高台に直し、胴にくっつきを剥がした跡があります。
ほか、全体にスレ、口縁にニュウもあります。
高台もややかたつきますが、
それらを踏まえても有り余る魅力のある茶碗です。
ボディは磁胎に近く、指ではじくと高い音がします。
気に入って当方で数ヶ月使用しております。
李朝とはこうあるべし、まさにそんな優品ですね。
径 約17.5センチ前後
高さ 約5.4-6.8センチ前後

ご売約済、ありがとうございます。