李朝茶碗。
朝鮮王朝時代17−18世紀ころと思われる粉引です。
白っぽい土に白釉、そして透明釉をかけ焼成されており、
どちらかというと透明釉が勝っている肌です。
いわゆる務安と呼ばれる一群に類されるものかと思います。
現在は当方で機会をみつけては使用し、育てております。
箱がないのが残念ですが、
その分価格に反映させていただきます。
千変万化する肌、
10年に1点出会えるかどうかのお品です。
見込みに窯キズ、口縁にホツがあります。
手取り良く、茶碗としてのサイズとしてもベストかと思います。
口径 約13.8センチ前後
高さ 約セン5.5チ前後
李朝白磁明器筒盃。
朝鮮王朝時代初期の白磁の明器です。
画像の通り、フリモノやカセなどみられますが、
盃として使用できるサイズは希少、
さらに朝鮮の筒は数寄者の垂涎のお品です。
画像は前日酒宴に使用し、かすかに湿り気を帯びた状態で、
高台にそれが現れているかと思います。
口径 約3.2センチ前後
高さ 約5.2センチ前後
高麗青磁白象嵌印花文平盃。
高麗末から李朝にかけての線象嵌の祭器です。
盃としてはだいぶおおぶりですが、
旅行先でほんのちょこっとお茶を点てて楽しむことができるサイズです。
経年による釉の劣化はみられますが、
全体としてぬらりんとした肌を呈しており、
これぞ朝鮮の器という魅力にあふれています。
全体に貫入しみ、腰に一部窯キズなどあります。
径 約11.2センチ前後
高さ 約3センチ前後
高麗青磁瓶。
高麗王朝時代末期の青磁瓶です。
油瓶として使用されていたものですので、
とくりとしてはあまりおすすめできませんが、
当方で煮沸洗浄をし、
現在はかすかに匂いが残る程度になっています。
冷酒だと呑めるはずです。
肌は全体にかせかけていますが、
釉は生きており、人の手の油などが浸透することで、
育つことはまちがいないかと思います。
高台に直し、
口縁に欠け、ボディに窯キズがあります。
口径 約5センチ前後
胴最大径 約9.5センチ前後
高さ 約10.3センチ前後
容量約250ml
ご売約SOLD
御深井輪花筒型ぐいのみ。
江戸前期頃の御深井の輪花の筒向付ですが、
ぐいのみ、コップとして使用されてもきたかと思われます。
画像の通り、口縁付近にさまざまに直しがあります。
金直しの横の一カ所は当方で合成漆にて仮どめをした箇所もあります。
満身創痍ですが、ボディに鳴きはなく、その他のニュウも一応しっかり接着されているようです。
高台の畳付もかなりなめらかになっており、
永い年月に渡り、相当使用されてきたものであることがうかがいしれます。
また、全体の貫入しみもみごと。
これほどのものにはお目にかかったことはそれほどありません。
当方ではまだふだん使いの湯のみに使用したのみです。
口径 約9センチ前後
高さ 約7.5センチ前後
欠け、ホツ、ニュウなど多数あります。