鉄絵茶碗
手に余る重みと底部の厚さから、倭館窯時代の作あるいは朝鮮への発注品かと思ったのですが、
中国は明~清朝期の北方系の窯で焼かれたものです。
生まれは茶碗ではなく、鉢であったかと思われます。
この手のもので白系地に鉄絵のものがあり、ネット検索でもヒットしましたが、
中国産だとは記載されておりません。
さて本品が茶碗としてどうかというと、
重さがあるものの、
手に収まる感じも良く、
深さが十分あり、茶筅も振りやすいです。
目立った傷もありません。
磁器に近い音がします。
径 約13.4センチ前後
高さ 約8.3センチ前後
仕覆、箱ともに付属しますが、合わせかと思います。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。