李朝青花面取瓶
朝鮮王朝時代後期から末期、分院の後半ころの作品かと思います。
非常にあがりの良い釉肌は透明度が高く、
ところどころで青みを帯び、まさしく分院青花の姿です。
高台は下に向い外開きでボディをしっかり支え、高台内は深く削られています。
文様は極限まで簡素化されていますが、これはあるいは呉須が不足しはじめていたからかもしれません。
分院の作品は過去何度も扱っていますが、文句なしに本品が最高峰です。
ミュージアムピースといってもよいかと思います。
箱はありません。
現時点では表面の釉肌に大きな変化はありませんが、
花活けとして使用するにつれ、御本などが浮かび上がってくる可能性もあります。
共色直し等はありませんが、焼成前の窯キズ等はあります。
口径 約6センチ前後
高さ 約26.7センチ前後
高台畳付きは焼成前に釉を完全に拭きとっていなかったのか、
付着物があります。
口縁に釉切れ箇所があります。
画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。
画像は一部青みが強調されて反映されているかと思います。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
ご売約