ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

李朝青花面取瓶

2022年08月19日 14時06分29秒 | 骨董
李朝青花面取瓶

朝鮮王朝時代後期から末期、分院の後半ころの作品かと思います。
非常にあがりの良い釉肌は透明度が高く、
ところどころで青みを帯び、まさしく分院青花の姿です。
高台は下に向い外開きでボディをしっかり支え、高台内は深く削られています。
文様は極限まで簡素化されていますが、これはあるいは呉須が不足しはじめていたからかもしれません。
分院の作品は過去何度も扱っていますが、文句なしに本品が最高峰です。
ミュージアムピースといってもよいかと思います。
箱はありません。
現時点では表面の釉肌に大きな変化はありませんが、
花活けとして使用するにつれ、御本などが浮かび上がってくる可能性もあります。
共色直し等はありませんが、焼成前の窯キズ等はあります。


口径 約6センチ前後
高さ 約26.7センチ前後
高台畳付きは焼成前に釉を完全に拭きとっていなかったのか、
付着物があります。
口縁に釉切れ箇所があります。

画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。
画像は一部青みが強調されて反映されているかと思います。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
















李朝井戸塩笥

2022年08月19日 13時43分26秒 | 骨董


李朝井戸塩笥

朝鮮王朝時代中期頃のものと思われる井戸の塩笥です。
本来的な用途は香炉で、元は蓋があったのではないでしょうか。
画像でもある程度おわかりいただけるかと思いますが、
発掘の手で、釉肌は全体にがさついています。
また、ニュウ、欠け、なおしもあり、
コンディションとして良いものではありません。
しかし漏れもなく、実用でき、また、この姿から、当方は高く評価しています。
当方比較的永く所有し、少し前に知人の古美術商に売ったものですが、
買い戻しました。

座辺、日々の独酌や、朝のコーヒー、
あるいは茶籠茶碗旅茶碗としても。

井戸の香炉に関しては木村茶道美術館の画像がヒットするかと思います。

口径 約6.5センチ前後
高さ 約7センチ前後
箱はありません。

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り誤差を含みます。

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