きっかけは人によって違う

取り急ぎ今日の報告から。


そうぶっちゃけ金曜のＨ君。君の集中力には少し悩んでましたよ。そして私の意見をすぐに取り入れ実行して頂いた両親には感謝です。チームに入れることによってＨ君の今日の練習意欲は別人になっていました！「上手くなりたい！」と伝わってくる練習態度、いつも一番おふざけをしていた君が今日は１対１の待ち時間になっても遊ばない！？草をむしらない！テンションが違いすぎる！その顔つきはもう立派なサッカー選手でした！


劇的な変化を遂げたＨ君はもちろん今日のキラリに。照れくさそうにキラリを受けていましたし、今日の良かったこと悪かったことも一番に発表。そして全ての内容が良く、次やりたいことも、今日上手くできなかったことを述べるという「君は本当にＨ君？」状態でした。


そんなチーム入りしたお兄ちゃんに刺激を受けている年長さんの弟のＫ君。君も一生懸命リフティングに取り組んでいたね。君も顔つきが変わっていたよ！チームに入ったお兄ちゃんが格好よくて憧れになっていれば、君もとても伸びるよ！年長さんなのに、しっかりと大人とお話が出来る君のコミュニケーション能力は凄いんだ。練習中は楽しくて腰が痛くなるほど笑ってしまう君は、今は楽しくてサッカーをしている。そんな環境で今は成長を続けてほしいな。


こちらもおふざけが大好きなＥ君。今日は遊ぶには持ってこいの棒を拾っていたね。冗談が大好きでとにかくとにかくずっと笑っている君、でも今日はすごい発見をしてしまった。そう両利きかもしれないこの事実。今までで先天性に近い両利きは一人だけ見た。その子は今はＦＣ東京の下部組織に居るね。リフティングはいつも両足でやっていて回数が増えるのは遅かったけど、身体が半分に分かれているような、綺麗な身体の使い方だった。


よく見ると、君も身体の使い方が綺麗なんだよね。１対１の時の腕を使って競り合いながら走る時、普通はどこかに力が入ってバランスが崩れるんだけど、君は崩れないね。加速も早くなってる。そして実は一番負けず嫌いなんだよね(笑)聞くと、右投げ、左打ちにした経緯があるから、脚がどっちもっていうことになったのかもしれないね。体操をやると面白いかも。


こんなおふざけ軍団の中、とっても純粋で真面目なＩ君。私は君一人でも教える事が出来る。それくらい真面目。本当は君みたいなタイプが理想。このおふざけ軍団は大体身体能力系で、頭を使って練習すれば悔しいくらい伸びるタイプ。何より、すぐ伸びるから頭を使わない。君は私と一緒で努力型。でも私より身体能力は高いよ。とにかく身体の使い方を意識していけば、ボールキープやキックが飛躍的に伸びるだろうから、今はおうちでストレッチを毎日やろう。来週はストレッチまでやろうか。


先日はチーム所属していない３人、今日はチーム所属した1人。それぞれきっかけは色々なタイミング、形がある。それでもここに来た以上、サッカーを学び、サッカーから学ぶ。その理念に変わりはない。

本日中止

申し訳ありません、本日外崎都合で中止とさせて頂きます。

急遽ですが、ご対応宜しくお願い致します。

初めてタイトルをつけられなかった

先週の記憶から。と言っても水曜開催のみになってしまいましたし、ちょっとこの記事は３人に対して少し特別な感情を持ってしまったという記事ですね。


クラブに所属していない３人が来ているという、今までにない事態。サッカー人生の中で重要なこの年代の子供達がしっかりとした環境でサッカーに取り組めてないというのは何とも痛々しい事実です。


問題は色々な所にあるのでしょうが、一番は育成理念の問題でしょう。理念がなければ外部からの意見で簡単に自分たちの言動を変えてしまう。簡単に自分の意見を言ってしまう、そして簡単に自分の考えを変えてしまう。そんな人が増えた結果、可能性のある子供が伸びないままゴールデンエイジを通過している。


成長のない地域は様々なスクールの参入を許してしまう、という事実だけは分かりました。


2010年に立ち上げましたが、その時は私以外に小金井市にはサッカースクールはありませんでした。今では５つくらいあります。それほどこの地域の大半のサッカークラブの育成状況はひどく、子供を上手にしながら〜、みんなで楽しく〜という中途半端な活動状況で育成という供給がなされず、保護者は我が子を上手にしたい！という需要を育てている既存のチームに対しての当てつけに思えるくらいの需要と供給バランスですね。


試合経験をろくに積めず、むしろサッカーというスポーツすらしっかりと理解しないままここフォンテに来てしまったこの３人。徹底的に教えよう、サッカーとは何か？アドバンスクラスも日程が合えば、試合もしたいね。大丈夫強い相手に知り合いがいるさ、私より熱い気持ちでチームを立ち上げた同世代が稲城にいる。そう、君たちは信念を持った大人と触れ合うべきなんだ。名誉と権力が欲しいだけの大人と触れ合うべきでない。


そんな人間はいつも、過去の栄誉？にしがみついてるんだ。いつだって評価されるのは今の自分だ。


チーム所属なし、でもサッカーが上手くなりたい。という子供が今、私の目の前にいる。


この子達をクラブチームに入れるくらい超絶ドリブラーにしてみるさ。