重松清講演会…お年寄りこそ本を読もう（笑）＠札幌09.10.03

先日ご紹介した重松清さんの講演会に
ハハも誘ってrunaさんと行ってきました。

最初のつかみが20ｋｇ減量したお話

糖尿で痛風なんですって！

で、御本人いわく、この話をした方が盛り上がるでしょう…って
しっかり参加者を和ませ笑わせてくれました。

翌日道新の記事にも紹介されていたのでご覧になった方も多かったのでは？



重松清の作品。
最終的にこんな結末もあるのね…というような
あいまいな結果にもかかわらずどこか共感できるのよね。

そこいら辺もご本人いわく、
このご時世、これが正解…というものが
なくなってきているのでは…ということを
多数決の原理などで笑わせながら参加者に説明してくれていました。

新聞では価値観の多様化…と紹介されていましたね。

どの話にも共感できるのは世代が近いというのもありました。
Ｓ36年生まれ。miyの３歳下。
ご両親もちょうどmiy家の両親と同世代。

戦争中食べ物がなくてお腹いっぱいご飯を食べることが
戦火に苦労したまだ幼かった両親の夢、でもそれは国民みんなに言えたこと…。
今はそんな風に全員に該当するような条件がない…
正解のない時代を切り取っている…
そこが重松作品の面白さでもあるのかもしれません。

で、戦争中嫌というほどカボチャを食べたので
もう絶対にカボチャは食べないとおっしゃっているというお父様のお話。

横浜生まれのmiyチチとおんなじだ～～！と
思わずハハと笑ってしまいました～～

角川書店にお勤めだった重松さん。

本。

それは見知らぬ世界を知ることのできる究極のお安いモバイルだ！と
おっしゃっていたのが印象的でした。

今の時代高価なモバイルＰＣや携帯ゲームなどいろいろあるけれど
また、骨董品など昔のものは高価になるのに
紀貫之の本がとっても高いかと言えば同じ値段で買える日本。

出版されている小説の数だけいろいろな価値観、考え方があるわけで
是非読書を…という最後の締めでしたが
きちんと読みたいものが印刷物・出版物として
流通できていない地域も世界中にはあり
さらには政治の力で出版物が制限されているような国も多い中
外国の小説もきちんと翻訳されて手に取ることができる…
もちろんそれは識字率も含めてでしょうが
そんな幸せな時代に生きているからには
たくさんの小説を読んでいろいろな世界に触れてほしい結んでいました。

最後に笑ったのはお年寄りにこそたくさん読書をしてもらって
今までの経験値・価値観だけじゃなく
違う価値観もあるのだということを知ってほしいとおっしゃっていた重松さん。

そうそう！
親って「生きた分だけ経験値が高い」と長年の知恵（？）を振りかざして
これが正しい…って切り込んでくるのが簡単に想像出来ちゃったmiy家。

こんな調子でやはり最後まで同世代の親をもつ身であることが
共感できた講演会だったのでした～～

あっ！でもこれって今は両親のことをそうそう！なんて思っているけれど
今に自分もそうなるのよね、きっと…

真赤な夕焼け…明日のお天気は？＠札幌

台風が近づいているようですね。

皆様のところは大丈夫ですか？

札幌も日中は暖かでしたが不安定なお天気で
急に雨が降りだしたり、おひさまが出たり…。

朝も冷えていました。

そして！！！

見ちゃったのよ！

雪虫～～

それも今年は発育不全（笑）？

かなり小ぶり？

冬のことはもうちょっと先に考えたいな…

画像は今日の夕焼け。

明日はどんなお天気かしら