私は生まれがハーフなんです。
群馬の父と、大阪の母の
母絹甫の方は、江戸からずっと船場で唐薬問屋を営んでたもんで、
外の血が入ったのは私が初めて。
身の丈160cmで靴が24cm、二重まぶたに力自慢・・・
な~んて、男も女も華奢な流れからすると、とんでもない怪物出現
子供の頃は、金時とか女力道山とか言われ・・・
ま、それはさておき、昔の船場の食事って、それはそれは質素なもの。
朝は、お香こでぶぶ漬け(お茶漬け) ご飯を炊くのは1日1回。
お昼か晩は、お冷やを食べることに。
その代わり、1日と15日には、普段付かない特別のお魚をつける。
お漬物やお魚の種類も、仕事の位や年の順によって、細かく区分
されてたようです。
写真の1品、母の家で大昔、70歳を越えると朝ごはんに許された人参の炊いたん。
金時人参におぼろ昆布を混ぜ、仕上げに梅干をほぐして炊いたもの。
母の大好物なんですが、私はこんなの大っきらいで見向きもしませんでした。
しゅっぱいし・・・
でもこの間、立派な金時人参を見つけたので、いっちょヤッテみようかと・・・
梅の代わりにスダチをいっぱい絞り込んだところ・・・
美味しい~~~!!!
これまでと全然違う、ニュー船場の味に母も大満足
私も年をとったのかな~~
でも、昔だったら、もう10年しないと食べられないとこです
今日もひと押し、よろしくお願いします!!