大社押絵グループ展開催中の大社公民館へ伺いました。
このグループ、祖母の小西義甫が40年前に始めた教室です。
曾祖母である初代絹甫の長女にあたる義甫はかつてみやび流から離れ、「阪神押絵研究会」として各地の公民館活動で押絵を広めました。
教室を持つことを快しとしなかった初代絹甫でしたので、みやび流の教えを受けた方はごく少数だったのに比べ、この義甫の門下の方は桁違いの多さ!!
震災の翌年、88才で亡くなった時にも9人の師範の方に支えられ、波乱万丈の生涯を閉じた祖母…
私が知り得ない様々な事情で、身内とはあまり交流できなかった祖母ですが、楽しく豊かな人生を送れたのは、まさにこの師範の方たちのお蔭でしたので、祖母亡き後、皆さんのお世話をさせて頂くことで感謝を表そうと決めました。
あれからほぼ20年・・・今では教室を持ち続けておられる師範の方は2名だけになりましたが、必死にその灯を絶やすまいと頑張っておられます。
90才を迎えられてなお、指導を頑張っておられるH実さん。
お家が全焼で作品のすべてを無くされた後、また1から作り出されたM吉さん。
最近始めだされたK本さん。
皆さん、ほんとに押絵を楽しんでおられることが伝わり、嬉しいひと時でした。
直接お話しすることはこれまで無かったのですが、お仕上げをお返しするとき書くようにしていた一言メモを喜んで下さり、ことばの力の大きさを改めて感じました。
以前からお持ちの、初代絹甫作、4回り前のヒツジも展示されてました。
皆さん、ほんとにお疲れさまでした。これからもできる限りのご協力をさせていただきますので、ますますお楽しみくださいね!