第3水曜、KCC三宮教室で、悲しいお知らせをすることに・・・
50年間、押絵を命の糧として歩んで来られた坂田慶甫さんが、8月10日、私たちの手の届かないところへ旅立ってしまわれました。
常に前だけを向かれた、優雅で華々しい87年の生涯・・・
私が高校生の時、みやび流押絵の門をたたかれ、それから50年、一時も休まれることなく押絵を愛し、ご自身のオアシスを見つけてこられました。
大きな病とも闘われながら、最後まで決して負けることなく、いつも笑顔で!!
去年、クリスマスまでは恐らく無理との宣告を受けられ、予定を急遽繰り上げ開催にこぎつけた「坂田慶甫作品展」
魂の作品たちをご覧いただき、少しでもみやび流押絵を愛する方が増えて欲しい!
坂田さんの願いはいつもその一点でした。
そのおかげで、作品展のあと、新入生の方が何人も増えられ、とても喜ばれました。
教室の後はいつも、長年のお友達とランチを楽しんでおられました。
今日は私も、決まって頼まれていたジンジャエールで、ご一緒に献杯。
決して弱みを見せられない、美しくも逞しい生きざまを、皆さんと忍びつつ・・・
50年もの長い間、みやび流押絵と私たちに限りない愛を注いでいただき、本当にありがとうございました。決してこのご恩は忘れません。
押絵と同じように、坂田さんにとってかけがえのない存在・・・それはネコでした。
1週間前、ハッピーも先に行ってお待ちしてますから、よろしくお願いしますね。
さまざまな山や谷・・・ほんとにお疲れさまでした。
ごゆっくりとお休みくださいね。
ありがとうございました。
<坂田慶甫作品展出品作品>
http://hello.ap.teacup.com/applet/miyabi_ryu/20150627/archive