
入院中、週1回の体重測定があります。

これは脳梗塞を起こし、24時間の点滴が始まってから1週間目の計測日。
まだ体を起こしてはいけない状態の時。
どうやって計るのかしら・・・と見ていると、体の下に大きなキャンバスの
ような布を広げ、その両端2ヶ所を半円状のパイプで固定。
そして、そのパイプ2本をクレーンで持ち上げ、計ります。
ハンドパワーで、浮いた浮いた~~!!

今はもうこれではありませんが、左足を地面につけてはいけないので、
車椅子ごと計れる体重計に乗って計り、その後、車椅子の分を引くやり方です。
希望と言う空気を一杯に吹き込んだ風船が破裂したような感じで、普段は
見ることの出来ない、淋しげでおとなしい絹甫です。
痛いほどに気持ちがわかるので、
「可哀想に・・・どんなにか辛いよね・・・」と太陽のように慰めるのが良いのか、
「気持ちをシャンと持って、しっかりしなかったら、いつまで経ったって退院できないよ!」と北風のように叱咤激励するのが良いのか・・・
聡甫に言われました。
「それって、まるで子育てやね~」