こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

9条の会・国立 講演と文化のつどい

2011年05月15日 | 議会
今日は、14時から、国立市福祉会館の4階で、9条の会・国立の講演と文化のつどいがありました。

第6回目の講演と文化のつどい、今年は、昔、国立に住んでいらっしゃった元静岡大医学教授の湖東京至先生の「憲法からみた消費税」消費税は憲法違反であることを、すべての人が文化的で最低限度の生活をする権利を保障するという点から説明しました。消費税は、納める能力のない人からも容赦なく取られてしまう、負担能力に応じた公平な税制とは逆行したものです。
そして、もうひとつの矛盾は、消費税は、私たち庶民は、買い物をするたびに取られ、小さな企業は消費税を常に絞り取られていること。その反面、輸出をする大企業は、非課税だけではなく、還元金が入ってくる仕組みになっているのです。たとへば、トヨタなど、毎年175億円も入ってくるのです。私たちは、5パーセントの消費税を税務署に納めているのではないので、消費者は抽象的消費者。事業者が、年間の売上高から仕入れの際に負担した年間の消費税分を差し引いて納める税金を計算して払うことになっているそうです。ということは、私たち消費者にとっては、消費税は物価の一部なのです。

そして、今、復興の名の下で、消費税の増税がいわれています。被災地の事業者にも被災された消費者にも容赦なく消費税はかかかります。消費税を増税しなくとも、復興の財源はあることが、具体的に説明されました。20兆円規模の「大震災復興国債」を発行し、大企業・資産化に買ってもらう、そして、企業の法人税の減税をやめて、応分の負担をするように求めていくことで、被災地の救援・復興を進めていくべきだと思いました。

後半は、横井久美子さんのステージ。白い衣装に身をまとって、心の奥から響く力強い演奏会となりました。
横井さんは、国立に住んで50年だそうです。湖東さんのお話を受けての思いやご自身の平和や原発に対する思いをしっかりと語りながらのステージです。特に私の心に残ったのは、26歳で亡くなった金子みすずの歌に曲をつけた歌。アイルランドで、800年間、イギリスのプロテスタントによって迫害されたケルト人の曲をハープのせて。宮沢賢治の有名な「雨にも負けず」に中国人の作曲家が曲をつけて東日本大震災の支援をという歌。
原発問題について、触れながらの「にんげんをかえせ」涙があふれてきました。また、忌野清志郎の「ラヴ・ミー・テンダー」の替え歌のアレンジ「何言ってんだあ」で、子供たちのために原発をなくしてから死にたいという言葉にぐっときました。

伝えたいことがいろいろとあっても、なかなか言葉にするとうまくかけないもどかしさを感じています。
表現力のなさに、自分でもあきれます。少しでも伝わるといいなあ…

先ほどのニュースで3・11の大震災の16時間後には、もうメルトダウンが起こっていた!これまで、本当にわかっていなかったとは信じられない。どれだけうその情報を流していたのだろうか・ほんとうにひどすぎる!




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