ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

経験からくる言葉は大きい

2015-05-20 22:39:31 | 家庭生活
今は義母との生活を楽しんでいます。

朝ご飯やお昼を食べた後に、
そのまま1~2時間、話し込んでしまうこともしばしば。

義母との会話は他愛のないものが多いのですが、
やはりいろんなことを乗り越えてきた人生の先輩なので、
何事があっても動じない器の大きさを感じます。

男の子3人を育てた義母ですが、なんとそのうち2人は
学校を途中でリタイアしています。

大学を卒業し、企業に就職し、結婚し・・・
よくある一般的な人生ではありますが、
特に問題を起こさずにきたのは主人だけなのです

上の義兄は高校1年の冬に、突然、学校へ行かなくなり
親に相談することなく、自主退学してしまいました。

その理由は本人が言わないのでわからないそうですが、
いじめやからかいなどがあったらしいとのこと。

そして、そのまましばらく家に引きこもってしまう。

その後、パチプロをしたり、海外に不正入国して働いたり、
いろんなことをして彷徨うことに。

ある時、運転中、ガードレールに激突して、瀕死の重傷を負い・・
もしかしたら、自殺するつもりだったのではないかと・・・

その後、土建会社で働き、そこで様々な資格をとり
最終的には自分で土建会社を立ち上げ、傾きかけた時もあったけれど、
今は、安定した生活を送っています。


二番目の義兄は

勉強が嫌いで、ギリギリの成績だったため、
卒業できるかどうかの瀬戸際だったそうな。
高3の3月の時点で、何も進路が決まっていなかった。

本人は就職したかったが、
知り合いから、ある就職先を紹介してあげるが、そこは短大資格が必要なので、
まずは短大を出たらどうかと勧められる。

そのつもりで、短大には入ったはいいが、1年の前期が終わった時点で
「学校に行っていると息が詰まる。これ以上、勉強したくない」と辞めてしまった。

それからアルバイトなど、いろんな経験をして
最終的には自分で印刷会社を立ち上げた。

一時期は、かなり羽振りがよかったけど、印刷業は時代的に厳しいようで、
今は、会社を畳み、いちサラリーマンに。


今、状況が悪くても、それがずっと続くわけではないよ。
逆に、今がよくても、いつ何が起こるかわかるかわからないしね。
人生はうまくできているんだから。

先のことを案じても、先のことなんて誰にもわからないのだから。
わからないことを悩んでも仕方がない。
悪い時は、今はそういう時なんだなって思って、
それが過ぎるのをじっと待っていればいいよ。



ケン太の状況が悪い時に、義母はいつもこのようなことを言ってくれた。
自分の子どもを育ててみて実感した言葉だよね。

○○した方がいい。○○しなくて大丈夫なの?などと、
私にプレッシャーを与えるようなことは一切言わなかった。

それはやはり義母の経験があってこそだと思う。



ケン太は、ただ毎日自由に過ごし、進路のことも何も考えていないようにみえる。
それを言うと・・・

今から考えている子なんてそうはいないよ。
私だって高校の時は、この先何になりたいとか何もなかった。
決めなきゃいけない時になってどうにかしなきゃってやっと考える。
そういうもんだから。
心配したってなるようにしかならないよ。
親の思い通りにならないのが子どもなんだから。


そうね。私もとりあえず高卒で働きたくなかったから進学を決めたんだった。
先のことを考えることを先延ばししただけ。

自分だってだいしたもんじゃない。


義母を話をしているといつも
確かにそうだよなって気持ちが軽くなってくる。

義母の経験からの言葉は大きいです。



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コメント (4)
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