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MOBU'S MUSIC MAZE

音楽のこと好きなことなどよしなにほどほどに・・・

ビレリ・ラグレーン プレイズ・スタンダーズ

2019-10-04 12:01:20 | 音楽夜話(ジャズ)
Biréli Lagrène - Standards
https://www.youtube.com/watch?v=9oU9XkAII3w


ヤング・ジャンゴと注目され、ジョージ・ベンソン風の
アプローチもこなし、なんでもありの様な演奏家に
なってしまう前の1枚か。

たまたま聴いたストリームの中にあった。
1曲目の「セ・シ・ボン」が、気分だった。
朝日のようにさわやかになどは、挑戦的に、ある意味
フュージョンか?位のアプローチだし、「酒とバラの日々」は
ジャズ・ギターらしいアプローチである意味安心して聴けるし。
カメレオンのように色を変えてくる。面白みを見出してくる。
弾けてはいるが、バンドのバランスもわきまえている。

ぺデルセンのベース・ワークはいつもゆるぎなくある意味鉄壁。
安心して聴いていられる。リードベース?も秀逸。
ドラムスのステラ・バイ・スターライトもシンバルの音がきれい。
レガートが美しい、フォー・ビートの出し方も堂にいってると思う。

ドナリ―。テーマをギターとベースでユニゾンで弾いてる。
そういえばジャコも弾いてたけど、あちらはエレベだった。

リスナーのコメントに「パット・マルティーノ、ジョージ・ベンソン、
パット・メセニーを思い出させる」それでもそれを自分の血肉に
しているのは凄いし活用できてるのだから、素晴らしい。

そういう意味ではスタンダードという素材を良く生かして、自分たちの
物にしている。アベレージは超えているし、薦められる。

曲によってはソリッドモデルの楽器にコーラスかまして、フュージョン系の
味付けをしている。
使用楽器はヤマハ製の民生モデルだったりするらしい。弾く人は楽器を選ぶけれど、
自分にあったものを選ぶことで、実力が発揮できれば、それでOKみたいなところがある。
値段ではない。それがステイタスにならない人もいる。有る意味見習いたい(笑)。




キリル・ぺトレンコ ベルリンフィル 就任演奏会

2019-10-04 10:54:28 | 音楽夜話(クラシック)
こんな時に第9なんて珍しいな。夏場のワルトビューネでも
ないのだろうけれどと,のんきな事言ってる場合ではなかった。
キリル・ペトレンコ氏のベルリン・フィル就任披露演奏会の
プログラムだった。

ベルリン・フィルでは有料で楽団の演奏をネット放映している。

それのバイエルン放送協会の公共放送のネットで流している
演奏会収録で聴いた。ある意味映像はないけど安上がりな
聴き方。

ベルリン放送合唱団
指揮: キリル・ペトレンコ
ソリスト:マーリス・ピーターセン、ソプラノ;
エリザベス・クルマン メゾ・ソプラノ
ベンジャミン・ブランズ テノール;
クワンチュル・ウーン、バス

ベートーヴェン:交響曲第9番
2019年8月23日 ベルリン・フィルハーモニーにて録音

ベルリン・フィルはカラヤンの時代からピッチが高かった。
今回も高いのではないかと思う。輝かしく明るく聴こえるのは
悪いことではないし、シェフが速いテンポでこの曲を
演奏していくのも、古楽の演奏など聴いているとそれもあるかな
とも思う。色々なアイデアも盛り込まれているのだろう。

聴いてる耳には、時々「おぉ」と思わせる締まった統一感のある
エネルギーの高い演奏を聴かせた。
一昔前の重量級な、遅く重い巨匠風テンポのそれではなかった。
早いテンポでもフィナーレまで、崩壊することなく着地した。

新しいシェフが就任演奏会にこの曲を選んだのは、それなりの
理由があって、翌日はブランデンブルグ門の所で、同じ曲を
演奏したという。ベルリンの壁崩壊から今年で30年。
東西ドイツ統一。そんなに経ったんだとある種の感慨がある。
歳は経るもんだ。

ノ-・ルーム・フォア・スクエアーズ(CAFE/BAR)

2019-10-04 02:49:53 | 音楽が流れる喫茶&BAR
ノ-・ルーム・フォア・スクエアーズ


下北沢に新装開店の店だった。夜はバー・タイムになり、
昼間は14時から開店している。
内装は凝った作りをしており、ファッション・ビルの
はじにあるエレヴェーターを4階まで上がる。
エレヴェーターのドアが開くと正面は壁だ。
あれ?と思って左を見ると、コーラの赤い・・・
まるでそこがドアとはわからないようになっている。
レバーを○○して中に入る。

ジャズがある程度の音圧かけて鳴っている。
会話OKなのだが、話をするとなると、声高に
ならざるを得ない。

1枚カウンターにスツールがいくつか並び、
テーブルもカウンターの前にいくつかある。
直接照明だけれど、明るさはコントロールされている。

ノー・ネクタイだけれど、スーツを着込んだマスターが
オーダーを取る。昼間はコーヒーなどのソフトドリンクもあり
喉を潤せる。

今回はコーヒーでなく、フルーツ・ジュースにした。濃いので
炭酸で割るようにマスターから言葉がけがあった。
ジュースと炭酸のグラスが来て、チェイサーの様だった。
価格も今時の価格。

LP1000枚程ストックのレコード。何がかかるかお楽しみ。

入店時
①チャールズ・ロイド(SAX)・カルテット
ジャケットは見たことあるし、マイナー作品ではないと思うが、
ディスコグラフィーに見当たらない。あれぇ・・・。

②バリー・ハリス(p) プリミナード(リバーサイド)
ピアノトリオのお手本みたいな盤。リバーサイドの名録音と
相まって、聴きやすい。正統派バップ・ピアノ・トリオの
ど真ん中行くような盤。

お客さんは2名いて私が入って3名。1人帰っては一人来て、
どこで調べたのか若い女性も入ってくる。流石、下北沢だな。
深いソファーに腰かけると、もう動きたくない。ずっと聴き
いって居たい感じ。

③ロニー・カバー(bs)/ カバー・リブレ(ザナドゥ)
バリトン・サックスがリーダーのアルバム。バリバリ前に進むような
感じの音色がスピーカーから流れてくる。ザナドゥ・レーベルの音だな。

④ライブ・イン・ジャパン / デューク・ジョーダン(p)
2枚組のオリジナルの方。スティープル・チェイス原盤。なつかしい。
彼を追いかけてたのもこのころ。わかりやすい、聴きやすい、(旋律が)残りやすい。
3つの「やすい」があったピアニスト。

⑤ボブ・ブルックマイヤー(Vtb)アンド・フレンズ(CBS SONY)
このアルバムの「フレンズ」が、曲者で、よく集めたなというようなメンツ。
ハービー・ハンコック(p)ロン・カータ―(b)エルビン・ジョーンズ(ds)
スタン・ゲッツ(ts)ゲイリー・バートン(vib)
これにブルックマイヤーのヴァルブ・トロンボーンがソフトな音色で絡む。
皆さん、何を思ったのかごく普通のジャズをなさる。これがとても格調高くていい。
これはボブがリーダーの勝利。もし、ゲッツがリーダーだったら・・・。
考えないで置きましょう。

半面づつ聴いて1時間強。なかなか、若いオーナーの盤選のセンスも良く、
聴きやすかった。

スピーカーはJBLの3ウェイ・モニター。長方形の店のカウンターの後の左右の壁に
埋め込まれていた。トイレにいく際に、オーディオ・ラックを見た時に、
ブラック・パネルにツマミが色々ついていた。あの山水の9500。

残念ながら、開店時までに直して店頭に出したが故障。現在は借用中の
ソニーのアンプを駆動中だとか。山水は修理するところを探しているという。
業務用にするには直し直しでは、ある程度の音圧かけるので、役者としては
充分すぎるものだけれど、1970年代のそれなので、40年以上現役で、
長い時間使うとなるとかかりつけ医がいないと難しいかも。

年内は難しいらしいが、祖父から受け継いだというオールド山水の実力がいずれ聴きたい。
店は出来たばかりなので、多くは宣伝かけてないらしいが、敷居はそれほど高くない
と思う。バー・タイムの価格はわからないのでその時になって見ないとわからないが、
ソフト・ドリンクなら相場だろう。またいつか足を運ぼう。


食べログ
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